2024年11月26日、韓国・聯合ニュースは「日本車の立ち入りを禁じたことで注目を集めていたゴルフ場のオーナーが『正しい歴史観を持つ人材に成長してほしい』と母校に奨学金を寄付した」と伝えた。

全北・金堤(キムジェ)のゴルフ場「Anesville Country Club」[アネスビルCC]の代表、イ・ウボクさん(73)は、母校・全州第一高校に奨学金として3975万ウォン(約440万円)を寄付した。学校側が26日に明らかにした。大学修学能力試験(日本の大学入学共通テスト)を終えた3年生265人に15万ウォンずつ送られた。さらに約200万ウォンを提供して大学教授を招き、「韓国史における全北特別自治道の特別な歴史」をテーマとする特別講演も行ったという。

イさんが経営するゴルフ場では22年1月から、日本車の立ち入りを禁じていた。当時、聯合ニュースの取材に対し「歴史を歪曲(わいきょく)し韓国国民にまともな謝罪もしない日本を容易に許してはならない」「先祖が独立運動の中で経験した苦痛を思うと、日本製品不買運動がすぐに沈静化してしまうことが残念でならない」などと語っていた。その後、今年2月に自治体から是正を求められ方針を撤回したと報じられた。

現在イさんは、ゴルフ場内で使用している日本製カートを全て韓国製に入れ替える計画を進めているという。

この記事に、韓国のネットユーザーからは
「このゴルフ場では小さな部品を含めて一切日本製品を使ってないんだな?」
「韓国産車には日本製の部品は使われてないの?」
「そもそもゴルフクラブは日本製がほとんどなのに。それを持ち込み禁止にしたら商売が成り立たないだろうね」
「偏狭な価値観なのに正しい歴史観とか、笑わせる」
「客に日本車に乗るなと言っておいて、カートは日本製なのか(笑)」
「その論理でいくなら、のり巻き、すし、おでん、刺し身などは食べてはいけなくなるぞ」
「あきれた思考だ」
など、否定的なコメントが殺到している。(翻訳・編集/麻江)