「韓国野球は暗黒期にある」母国代表の敗退に韓国メディアが辛辣批判! 侍ジャパン&台湾のSR進出に「日本との格差は常に続き...」【プレミア12】(THE DIGEST 2024/11/18)
 野球の国際大会「ラグザス presents 第3回 WBSC プレミア12」は11月17日、オープニングラウンド・グループBの2試合が行なわれ、キューバを接戦の末に7対6で下した日本と、オーストラリアを11対3で下した台湾が、それぞれスーパーラウンド進出を決めた

 勝てば1位通過が決まる日本は一時、5対1と4点のリードを奪ったが、7回に6対6の同点に追いつかれてしまう。しかし8回、日本はキューバ6番手のリバン・モイネロからソフトバンク同僚の栗原陵矢が犠牲フライを放ち勝ち越し。これが決勝点となった。

 日本勝利の直後に、オーストラリア相手に大勝した台湾も3勝1敗として2位以内を確定。韓国、オーストラリア、キューバ、ドミニカの敗退が決まった

 プレミア12では初の予選ラウンドでの敗退が決まった韓国メディアは一斉にチーム批判を展開。『マニアタイムズ』は「韓国はこの日、日本と台湾が負けることを期待する惨めな立場だった。しかし、そのような奇跡は起こらなかった」と指摘したうえで、「グループリーグから脱落するのはどうして見れば当然のことかもしれない。韓国野球は暗黒期にあるためだ」と、かつては国際舞台で存在感をみせながら、近年は成績低迷が続く代表チームを糾弾した。

 また、『国民日報』は「弱い先発陣と4番打者の不在を克服できず、日本と台湾に敗北。懸念が現実になった」と指摘。『マイデイリー』は「日本との格差は常に続いており、台湾がより野球を上手にすると言えば信じられる時代になった」として、日本戦や台湾戦での采配に批判の目を向けている。

 スーパーラウンドは舞台を東京に移して、21日から行なわれる。



 「ラグザス presents WBSCプレミア12・1次リーグB組、オーストラリア代表3-11台湾代表」(17日、台北ドーム)

 台湾代表が快勝。3勝1敗とし、日本に次ぐ2位で2次リーグ進出が決まった。

 これにより、韓国は敗退が決定。韓国は2勝2敗で1試合を残しているが、4連勝の日本、直接対決で敗れている台湾を上回ることができなくなった

 韓国は前日16日のドミニカ戦で、6点差の劣勢をはね返す大逆転勝利。崖っぷちで踏みとどまり、2次リーグ進出へわずかに可能性を残していたが、完全に望みを絶たれた。

 プレミア12の第1回大会では優勝し、第2回大会では日本に敗れて準優勝。第3回大会で、初の1次リーグ敗退となった

 近年はWBCで3大会連続の1次リーグ敗退。東京五輪でもメダル獲得を逃すなど、国際大会では低迷が続いている。