(AFP 2024/10/17)
 中国の海警局は17日、同国が領有権を主張する沖縄県・尖閣諸島(中国名・釣魚島)周辺の「中国領海に不法侵入」した日本漁船1隻を「追放」したと発表した。

 海警局の報道官は、日本漁船が15~16日にかけて尖閣諸島周辺の「中国領海に不法侵入」したと主張。「法に従って必要な管理措置を講じ、同船に警告した上で追放した」としている。

 さらに「釣魚島および付属島しょは中国固有の領土だ。これらの海域での違法活動を直ちに中止するよう日本側に強く求める」「中国海警局は、国家主権と安全保障、海洋権益を守るため、引き続き海洋権益保護および法執行活動を行っていく」と続けた。

 日本の海上保安庁も17日、尖閣諸島近海で中国海警船4隻を監視していると発表した。

 海保によると、日本漁船は16日午前9時ごろ、尖閣諸島最大の魚釣島から西に約10キロの海域で操業していた。


(八重山日報 2024/10/16)

 第十一管区海上保安本部によると、石垣市の尖閣諸島周辺で15日、中国海警局の艦船「海警2501」「海警2203」の2隻が領海侵入し、周辺を航行する日本漁船1隻に接近しようとする動きを見せた。尖閣周辺で中国艦船が領海侵入するのは13日以来、今年38日目。

 漁船には3人が乗船し、午後3時現在、南小島の東約16㌔で操業している。海保の巡視船が中国艦船を漁船に近づかせないよう警戒し、漁船の安全を確保している

 領海外側の接続水域では「海警2204」「海警2103」も航行している。尖閣周辺で中国艦船が航行するのは11日連続。4隻はいずれも機関砲らしきものを搭載している。

(八重山日報 2024/10/17)

 第十一管区海上保安本部によると、尖閣諸島(石垣市)周辺で15日に領海侵入した中国海警局の艦船「海警2501」「海警2204」は16日午前零時ごろまでに領海から接続水域へ出た

 2隻は周辺で操業する日本漁船に接近しようとする動きを見せていた。中国艦船が尖閣周辺で領海侵入したのは2日連続で、今年39日目。

 接続水域でも「海警2203」「海警2103」が航行している。中国艦船4隻は、いずれも機関砲らしきものを搭載している。

 尖閣周辺で中国艦船が航行するのは12日連続。海保の巡視船が領海に侵入しないよう警戒監視を続けている。