崇礼門の丹青、復旧完工直後にもう毀損
(聯合ニュース 韓国語 2013/10/08)



去る5月4日、パク・クネ大統領が参加した中で復旧完工を発表した崇礼門で、その直後にもう丹青が剥げる現象が起き始めていたことが明らかになった。

文化財庁関係者は8日「丹青が剥げる現象は5月26日に初めて感知された」としながら「今日現在、約20か所ほどで剥げる現象が観察されている」と話した。


국보 1호 숭례문, 복원 5개월만에 단청 훼손

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毀損した部分は日光が正面からあたる南側と南大門市場の方に集中していて、反対側の北側でも一部現れた。
これに伴い、文化財庁はこの日午後1時30分、崇礼門現場で今回の丹青毀損と関連したメディア説明会を日開いた。

文化財庁関係者は「今はひとまず原因把握が優先なので、その結果を基に修理範囲と時期、方式などを決める」と話した。

正確な原因は出てきていないが、丹青の接着力を高めるのに使用したアギョ(膠。以下、ニカワ)の問題である可能性が大きいと指摘されている。

丹青作業を指揮したホン・チャンウォン丹青匠は「(毀損現象は白色の)貝殻が主原料である胡粉で土台を塗り、朱色の顔料を塗ったところで現れている」としながら「胡粉の上にまた胡粉を塗る過程で顔料の層が厚くなって剥落(剥げること)が起きたと思われる」と話した。

丹青に使用した胡粉は「日本産もあり、国内産も使った」としながら「だが(毀損現象は)顔料の材料問題にあるというよりは、丹青を美しく整えようとする過程で起きたこと」と話した。


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ホン・チャンウォン氏


だが、身元を公開しなかった丹青専門家A氏は「崇礼門復旧工事中に(丹青)現場に行った時、すでにすえた臭いがした」としながら「これはニカワが腐らず発酵する過程で表れる現象」と話して、ニカワのような材料に起因する可能性が高いと指摘した。

彼は「ニカワは腐っても発酵してもいけない、そうなると接着性を失う」としながら「丹青の材料である顔料というのは水に溶けない塊りだが、ニカワが地材に付ける役割をするので丹青で大変重要だ」と付け加えた。

それと共にこの専門家は「今回の丹青毀損は文化財丹青現場でニカワを使ったことがないところから起きたことだ」としながら「そして表札板のようなところは100%ソクチェ(石彩=鉱石でつくる顔料)にしたと伝え聞いたが、これも後ほど問題になる公算が大きい」と予測した。

この専門家は「丹青毀損が集中的に現れる所は朱紅肉色といって肌色に近いピンク色の部分で集中的に現れているが、ここは国内産の胡粉がたくさん入ったところ」としながら「崇礼門復旧過程で日本産顔料を使うという指摘のために国内産を急造して調達して使ったが、結局問題が生じた」と付け加えた。

この専門家は「国内産の胡粉は、なんせ(日本産をめぐる悪い)世論のために安定性をテストする時間もなしにそのまま現場に投じて使用された」としながら「(丹青の中で)白色が入った部分は殻ごと剥がれるはずで、白色が入らなかった部分は彫刻の形で落ちる可能性が大きい」と警告した。(機械翻訳 若干修正)



>丹青を美しく整えようとする過程で起きたこと

↑の補足↓

崇礼門、丹青匠「色明確に重ね塗りして見たらはやく剥げて」
(アジア経済 韓国語 2013/10/08)

去る5月に復旧完了した後、一か月で崇礼門の丹青の一部が剥げた事実が明らかになって、これを担当したホン・チャンウォン丹青匠が8日、説明に出た。

ホン丹青匠はこの日午後、崇礼門1階楼閣で行った記者懇談会で「我が国の象徴的な文化財である国宝1号崇礼門の色を美しく整えようとする欲が先んじて問題(丹青が剥げる現象)がはやく起きた」として「だが、過去、景福宮や仙岩寺の建物、浮石寺無量寿殿などもこのような丹青方式を使った前例があり、また、天然顔料とニカワだけを使って剥落(傷ついたり削られて落ちる)現象がはやく生じた」と説明した。

この日、1階楼閣の垂木の丹青には所々小さい規模の剥がれ現象を確認することができた。主に花びら形の赤い色とピンク色の部分で発見されたし、文化財庁はこのような所が合計7~8か所であると把握している。

ホン丹青匠によれば、崇礼門の丹青は私たちの伝統木造建物の背景色である緑色(内緑)を先に塗った後、その上に胡粉(白い貝の粉)をのせ、その後、赤い色などで模様を塗る。

この時、胡粉は背景色と違う赤色などの色をより鮮やかにするために使われる材料である。また、顔料を接着するためにニカワ糊を混ぜて使用する


ホン丹青匠は「胡粉を使わなければ剥落があまり出ない」として「その代わり赤色が緑色と重なり、その色感がしっかりと生きないでくすむ。これを防止するために胡粉を使う方式を選択した」と話した。

彼はまた「丹青が雨や風に弱くて、すぐ剥げる現象が起きることもある」として「さらに人が色を加える作業なので、上塗りを何度もすることになれば剥落がより深刻に出たりもする」と言及した。

文化財庁によれば、崇礼門の丹青剥落現象はすでに去る6月に確認されている。しかし、このような事実が最近になって知らされることになり、この日に説明が行われることになった。

ホン丹青匠は「崇礼門復旧後にも丹青を頻繁に点検をしてきている」として「夏の梅雨期を過ぎた後、丹青を修理する計画だった。今月末までに全般的な調査を通じて剥落を防止できる措置を用意するだろう」と明らかにした。(機械翻訳 若干修正)



当然ながら↓。


崇礼門、丹青剥落…日本産ニカワのせい?
(ソウル新聞 韓国語 2013/10/08)

火災で消失し、去る5月に復元された崇礼門の‘丹青’の一部が完工直後に剥がれて文化財庁が原因把握に出た。丹青とは、昔ながらの家の壁、柱、天井などに様々な色で描いた紋や図を指すが、通常10年余りに一回ずつ剥がれて補修するのが正常だ。一部では丹青の尚早な剥落現象が日本産ニカワを使用したためという主張が出てきている

文化財庁は8日、崇礼門管理所などが去る5月から数百か所余りの崇礼門の丹青のうち20か所内外で剥落現象を発見して観察してきたと明らかにした。このような現象は日光があたる南側の丹青で主に現れた。文化財当局は今月末から保守工事を始めることを計画した状態だ。

丹青が剥がれた原因は現在、大きく2つと把握されている。顔料である胡粉(貝の粉)をとても厚く塗ったとか、ニカワに問題があったという推測だ。

崇礼門の丹青を引き受けたホン・チャンウォン丹青匠(58・重要無形文化財第48号)は「顔料は国産と日本産を一緒に使用した」としながら「美しい明るい黄色を出そうと伝統方式のとおり胡粉を塗った後、赤色を上塗りしたが、顔料をとても厚く塗ってこの部分が離れて行ったようだ」と説明した。

丹青剥落の他の原因としては、日本産ニカワが指定される。接着力を高めて防湿、防腐、防虫の役割をするニカワは、復旧当時、鋭敏な事案として反対世論が高かったが、そのまま日本産を使用した。一部では崇礼門復旧工事中に丹青現場で痛んだニカワの臭いがしたという主張も出てきている。(機械翻訳 若干修正)



「なら、最初から韓国産を使えよ」は、できない相談です↓。


朝鮮時代も国内産顔料不足…“中国・日本で輸入”記録
(中央日報 2013/01/03

丹青は木造建物の服だ。どんな材質の、どんな色の服を着るかにより建物の雰囲気が変わる。2月に復元工事が完了する国宝1号崇礼門は、5年前の火災当時に比べて物静かできれいだった。パッと目につく強烈な色味の化学顔料の代わりに、彩度が低くどことなく奥ゆかしい色を出す天然顔料を使用した。

天然顔料は石や土、貝殻などを細かく挽いてつくる。材料を手に入れることも難しく、手もかかる作業だ。しかし、1900年代から西洋の化学顔料が輸入されながら国内の天然顔料製造技術はほとんど消えた。文化財の丹青にも化学顔料が使われて久しい

崇礼門の丹青作業には‘伝統技法の復元’原則により、100%天然顔料が使われた。だが、国内に関連技術がなく、顔料のほとんどを日本から輸入するほかはなかった。“国宝1号の象徴性が毀損された”という指摘が出た背景だ。

◆朝鮮初期の雰囲気で復元

崇礼門の丹青作業の核心は朝鮮初期の雰囲気を生き返らせるということだった。朝鮮初期の様式が多く反映された1963年の復元図面を基礎に、全羅南道康津郡の無為寺極楽殿と昌慶宮明政殿など朝鮮初・中期の殿閣の丹青を調査した。青色と緑色中心の素朴な色味に、蓮の花びらと波紋が主に使われていた。

使われた顔料の種類は11種類。このうち柱に塗る赤い色の石間朱と貝殻から出る白色の粉である胡紛の一部を除き、青色系列である三青、赤い系列の顔料である朱紅など9色をすべて日本から持ってきた

接着力を高めるために顔料に混ぜるニカワも全量日本から輸入した

文化財庁は、私たちの固有の技術が失踪した状況で仕方ない選択という立場だ。可能な限り国内産を使うために顔料専門家である慶州大学アン・ビョンチャン教授チームを中心に何回も実験を重ねたが、品質が期待に達することができなかった

丹青作業の総責任者である重要無形文化財48号ホン・チャンウォン丹青匠は「伝統顔料の製造技術を生き返らせて文化財に使ってもかまわない程、品質の良い顔料を作り出すには10年以上がかかることもある。崇礼門の復元にすぐに適用するのは無理だった」と明らかにした。(略)(機械翻訳 若干修正)



天然顔料が作られても使われてもいない「匠」の水準は↓。


火災の南大門、100年ぶりに天然顔料で復元
(朝鮮日報 2012/02/19

無形文化財の丹青絵師、ホン・チャンウォン氏

「崇礼門(南大門)の丹青作業(5色の文様で彩ること)は、私にとっても重要な実験だが、崇礼門をはじめとする木造文化財全般にとっても意味がある実験だと思う。これまで宮廷の丹青作業を引き受けてきたが、伝統的な天然顔料を使って作業するのは崇礼門が初めてだ

「国宝第1号」の崇礼門が2008年2月10日に放火で消失して以来、満4年の歳月が流れた。今年末に終了する崇礼門の復元工事は、5-8月に進められる丹青工事で頂点を迎える。しかし、文化財庁が打ち出した「伝統技法の復元」の方針については「国宝第1号を実験対象に使用するのか」と懸念する声もある。これまで宮廷など大型工事の丹青作業では化学顔料だけが使用されており、伝統技法や材料の使用がすでに途絶えている状況で再び伝統を掲げるというのはそもそも無理、というわけだ。化学顔料は1890年代からすでに使用され始め、日本の植民地時代を経て天然顔料を圧迫。次第にシェアを伸ばしていった。つまり約100年ぶりの実験となるわけだ。

今月1日、崇礼門の丹青作業を統括している重要無形文化財第48号のホン・チャンウォン氏(57)の作業場(京畿道広州市退村面)を訪れた。丹青と仏画の大家、マンボン和尚(1910-2006)の一番弟子であるホン氏は、これまで景福宮、昌慶宮などの宮廷や、鳳停寺の極楽殿と大雄殿など、全国の寺院や建築物の丹青作業を一手に引き受けてきた。ホン氏は10日、崇礼門復元現場で開かれた説明会で伝統技法を試演した。


■朝鮮王朝初期の文様・色彩がモデル

―崇礼門復旧諮問団による諮問会議の結果、1963年に崇礼門を解体・修理した当時の文様と色彩を基準に彩色することが決まった。

「崇礼門の丹青作業は、19世紀末以降5回にわたって行われてきたが、そのたびに様式が変わった。今回の復元は1963年の工事の際の文様と色彩を生かす。ただし、1963年には化学顔料を使ったが、今回は天然顔料を使う」


―火事の前と後とでは、見た目に変化はあるのか。

「(新たに塗装することで)火事の前に比べて派手に見えるようになるだろう。まず赤が減り、天然顔料で緑や青をやや多めに使用することで、厳かな感じを受けるだろう。文様も単純に見えるはずだ」


―19世紀末以降5回にわたって丹青工事が行われたというが、様式はどのように変わっていったのか。

「1890年代と1954年の丹青作業では朝鮮王朝後期の様式、1973年と88年の工事では文様は朝鮮王朝初期の様式、手法や色彩は朝鮮王朝の中・後期の様式で復元した。1963年の丹青作業では朝鮮王朝初期の様式をよく反映していた」


―朝鮮王朝初期の様式の特徴とは何か。

「1963年の工事では、全羅南道康津郡の無為寺の極楽殿、昌慶宮の明政殿、修徳寺の大雄殿など朝鮮王朝初期に使用された丹青文様と色彩をモデルにした。高麗時代の丹青は派手だが、朝鮮王朝時代に入ると儒教の影響を受け、青と緑を中心とした質素な文様に変わる。朝鮮王朝中期以降は中国から赤の顔料が輸入されたことで派手になり、後期には文様もさらに複雑化し、いっそう華やかになる」


■忘れられた伝統技法、「国宝で実験?」と懸念する声も

―天然顔料と化学顔料にはどんな違いがあるのか。

「天然顔料は化学顔料に比べて価格が20倍以上も高い。化学顔料は明るく派手で強い印象を与えるが、厳かで物静かな伝統的色彩は表現できない。しかし、一部の専門家が指摘するように化学顔料のために木材が呼吸できなくなるということはない。むしろ化学顔料には長所もある。文献によれば、化学顔料はすでに1890年代から流入し始め、1954年、63年に行われた崇礼門の丹青工事の際も化学顔料が使用されていた。長い期間使われていない天然顔料を大規模工事に使用するという点で、崇礼門の復元は大きな実験といえる」


ホン氏自身も、宮廷などの大型建築物で天然顔料を使うのは初めてとのことだが、実際に工事が始まってから問題が続出する、といった懸念はないか。

「崇礼門のような大型工事は初めてだが、幀画(ていが=釈迦〈しゃか〉などの聖賢を描いた絵)には天然顔料だけを使用してきたし、木材への使用についても昨年から実験を重ねてきた。天然顔料は色彩が強くなく優しいため、化学顔料では1度の筆遣いで終わるところを3度も上塗りしなければならないなどの差はあるが、決して難しいことではない。チェアマン(双竜自の最高級車)に乗っていた人がエクウス(現代自の最高級車)には乗れないという話は聞いたことがない」


―コストや防水効果、作業時間などの面でも、化学顔料は長所が多いと聞いた。であれば、伝統方式で復元するメリットは何か

「崇礼門の復元工事をきっかけに、忘れられた伝統技法を復活させ、技術を受け継いでいくという意味があると思う」



天然素材を天然素材で天然素材に加工して屋外で使うものを素人が実験的につくったんですね。国策で・・・




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