死亡男性の母、敗訴確定=奈良警官発砲、違法性認めず-最高裁
(時事通信 2013/05/29)
奈良県大和郡山市で2003年、逃走車両に警察官が発砲し死亡した助手席の男性=当時(28)=の母親が、県と警察官4人に約1億1800万円の損害賠償を求めた訴訟で、最高裁第1小法廷(桜井龍子裁判長)は27日付で母親の上告を退ける決定をした。請求を棄却した一、二審判決が確定した。
一審奈良地裁は、8発全てが至近距離からの発砲で、殺害の可能性を認識していたとして「未必の殺意」を認めたが、正当防衛で適法と判断。
二審大阪高裁は、「発砲は適法で、死亡について故意や過失を検討するまでもない」としていた。
刑事事件では、4人のうち2人が付審判決定で殺人と特別公務員暴行陵虐致死の罪に問われ、付審判事件としては初の裁判員裁判で奈良地裁がいずれも無罪を言い渡した。二審大阪高裁も一審判決を支持し、検察官役の指定弁護士が上告中。
ちなみに、母親=金順得さん
暴走の状況↓
警官の拳銃使用/納得のいく説明が要る
(神戸新聞 2003/09/12) (略)県警によると、二人の乗った車はパトカーなどに追跡され、信号無視を繰り返したうえ、乗用車などに衝突しながら暴走し、国道の交差点で警察車両に挟まれるようにして止まった。 警察官が窓ガラスを割ろうとしたところ、今度は急発進と後退を繰り返し、さらに警察官に向かってきたため身の危険を感じた警察官らが発砲した。 発射された銃弾は計八発で、うち三発が二人の首に命中した。(略) |
逃走男性死亡 「警官の発砲は適法」
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大和郡山の警官発砲:賠償請求棄却 母金さん「息子は助手席、悔しい」
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これ↓の続報。
2010年01月28日
息子が警官に撃たれて死んだから損害賠償を請求したのに棄却されたアル?ニダ?
2012年3月16日
息子が警官に射殺されたから損害賠償を請求したのに高裁でも棄却アル?ニダ?
刑事は↓
2010年04月15日
息子を射殺したのに不起訴になった警官を裁判所が審判に付す決定アル?ニダ?
2012年02月28日
暴走逃走車の助手席の高壮日を射殺した警官 付審判の地裁で無罪判決!
2013年02月01日
暴走逃走車の助手席の高壮日を射殺した警官 高裁も無罪判決支持で控訴棄却!
2003月09月10日 | :高壮日、被弾。 |
2003月10月05日 | :高壮日、死亡。 |
2003年11月 | :母親が殺人と特別公務員暴行陵虐致死の容疑で告訴。 |
2006年01月11日 | :奈良地検が不起訴。 |
2006年01月12日 | :母親が奈良地裁に刑事責任を問う付審判を請求。 |
2006年 | :母親が県と警察官4人を相手取り約1億1770万円の損害賠償請求。 |
2010年01月27日 | :奈良地裁、損害賠償請求を棄却。母親控訴。 |
2010年04月14日 | :警察官2人について奈良地裁が付審判を決定。 |
2012年02月28日 | :奈良地裁(裁判員裁判)が無罪判決(求刑・懲役6年)。控訴。 |
2012年03月16日 | :大阪高裁、一審の損害賠償請求棄却を支持し、控訴棄却。母親上告。 |
2013年02月01日 | :大阪高裁、一審の無罪判決を支持し、控訴棄却。検察官役の指定弁護士が上告。 |
2013年05月27日 | :最高裁、一、二審の損害賠償請求棄却を支持し、上告棄却。敗訴確定 |
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高壮日 |
:2004年5月、殺人未遂や公務執行妨害、窃盗などの疑いで書類送検、奈良地検は被疑者死亡で不起訴処分。 |
運転手・平田敦 | :窃盗罪などで懲役6年の有罪判決。出所済。 |
残すは刑事の最高裁のみですね。
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