(NHK 2024/03/26)
去年6月、田野畑村で面識のない女性を刃物で脅すなどして性的暴行をした罪などに問われた被告に対し、盛岡地方裁判所は26日、「被害者の人格を無視した卑劣で悪質な犯行だ」などとして懲役12年の判決を言い渡しました。

住所不定・無職の大堰健一こと、安玄福被告(26)は去年6月、田野畑村の景勝地、鵜ノ巣断崖近くの遊歩道で、通りがかった面識のない20代の女性を刃物で脅して性的暴行を加え、金を奪ったなどとして、強盗や強制性交など6つの罪に問われました

これまでの裁判で検察側は「被害者の精神的な被害は甚大で、身勝手な動機で犯行に及んだ」などと指摘し、懲役13年を求刑し、弁護側は「被告は犯行を深く反省し、更生を決意している」として懲役8年を主張していました

26日の判決で盛岡地方裁判所の中島真一郎裁判長は、経緯について「被告は自殺を決意して現場付近を訪れたが、『死ぬ前に性欲を満たしたい』などと考え、犯行に及んだ」と指摘しました。

そのうえで「被害者の身体的・精神的苦痛は大きく、自らの欲を満たすため、被害者の人格を無視した卑劣で悪質な犯行だ」などとして懲役12年を言い渡しました。

判決後、被告の弁護士は「控訴するかはこれから決めたい」と話していました。



2023年6月に岩手県田野畑村で女性に性的暴行を加えた上、現金を奪うなどした罪に問われている26歳の男の裁判で、盛岡地方裁判所は3月26日に懲役12年の判決を言い渡しました。

判決を受けたのは韓国籍で住所不定・無職の大堰健一こと安玄福被告(26)です。

判決によりますと安被告は2023年6月に田野畑村の鵜の巣断崖の遊歩道付近で、1人で訪れていた20代の女性を刃物で脅し性的暴行を加えた上、現金5000円を奪いました。

さらに安被告は、2022年10月に勤務していた県内の老人ホームで同僚の女性を脅しわいせつな行為をするなど全部で5つの罪に問われていて、これまでの裁判で起訴内容を認めていました。

26日の判決公判で盛岡地裁の中島真一郎裁判長は「計画性はないものの女性に大きな苦痛を与えた犯行は卑劣で悪質。いずれの事件も自身の欲を満たすためで動機は身勝手だ」と指摘し、安被告に懲役12年の判決を言い渡しました。

弁護側は控訴について話し合って決めるとしています。