(産経新聞 2024/03/18)
日本サッカー協会は18日までに、平壌の金日成競技場で26日に行われるサッカーの2026年ワールドカップ(W杯)アジア2次予選の北朝鮮戦について、北朝鮮側による取材の可否判断を報道関係者に通達し、日本メディアでは産経新聞だけが許可されなかった。不許可の理由は示されなかった。

日本サッカー協会によると、平壌開催の北朝鮮戦には日本や米国、韓国の報道関係者28人が取材を申請。うち6人が許可されなかった。産経新聞社が発行するサンケイスポーツの取材申請は許可された

2011年11月に平壌で行われたブラジルW杯アジア3次予選の北朝鮮戦では、日本サッカー協会を通じ51人が取材申請したが、北朝鮮側は理由を明示しないまま、10人しか認めなかった。

サッカーの北朝鮮戦をめぐっては、2月24日に平壌で予定されていた女子のパリ五輪最終予選第1戦の開催地が2月に入って流動的となり、21日に中立地のサウジアラビアでの開催が決定する紆余曲折があった。男子のW杯予選についても平壌で開催されるか不透明だったが、今月に入ってアジアサッカー連盟が職員を現地に派遣して視察した上で、開催可能と日本協会に通達していた。

サッカー日本代表の海外遠征取材は通常、報道関係者が各自で航空券や宿泊場所を手配する。しかし今回の平壌遠征では、日本サッカー協会が報道関係者の北京-平壌間の往復航空券、平壌での宿泊地や移動手段などをまとめて手配し、遠征後に料金を請求することになっている。

日本サッカー協会は18日、取材を許可された報道関係者を対象に異例の説明会を開き、北朝鮮渡航後は原則として外出禁止、認められた時間と場所以外の取材禁止などの徹底を求めた