(共同通信/日刊スポーツ 2023/01/02)
2日の北朝鮮メディアによると、昨年12月に平壌で開かれた少年組織「朝鮮少年団」の第9回大会参加者に金正恩朝鮮労働党総書記が贈ったプレゼントの伝達式が1日に行われた

公開された写真で、子どもたちが受け取った腕時計の箱に「ALBA」との文字があり、セイコーウオッチ(東京)の関連ブランドの可能性がある。

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(略)朝鮮中央通信は1日、金総書記が朝鮮少年団第9回大会の代表に新年のプレゼントを渡す会を開いたとして数枚の写真を掲載した。朝鮮少年団は満7歳から14歳までの北朝鮮の子どもが義務的に加入する青年同盟傘下の組織。掲載された写真には、興味津々な様子で時計や説明書を見る子どもたちの姿が写っていた。朝鮮少年団に贈呈された腕時計の数は約5000個に達するとみられている

一方、北朝鮮外務省は先月、日本の安全保障戦略の改定を「戦犯国」「敵国」などの表現を使って強く批判していた。

この記事を見た韓国のネットユーザーからは「反日なのに車はレクサス、時計はセイコー(笑)」「もしかして親日派?」「日本が大好きみたい」「韓国には反日を叫びつつ日本車を乗り回す国会議員もいる」「ノージャパンをする韓国の議員と同じ」「中国で売られている偽物では?」などの声が上がっている。

また「一般市民は飢えに苦しんでいるのにそんなプレゼントを?」「北朝鮮の子どもたちに必要なのは時計より米だ」と指摘する声も見られた。(翻訳・編集/堂本)


(中央日報 2023/01/06)

北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)総書記が最近、平壌(ピョンヤン)を訪問した少年団に日本のセイコーの時計をプレゼントしたが、セイコー側は北朝鮮に時計を直接販売したことはないと明らかにした。

セイコー側は5日、ラジオ・フリー・アジア(RFA)側に「報道された写真からALBAのロゴが入った時計であることを確認した」とし「セイコーのALBAブランドは日本とアジアの一部の地域だけで販売される」と説明した

北朝鮮または朝鮮総連などに販売したのかという質問には「内部的に確認してみると北朝鮮に直接販売した記録はなかった」としながらも「その製品が小売り規模で第三者から販売または購買されたかを確認することはできない」と答えた。

この時計が一部の東アジア地域だけで販売されている点を考慮すると、中国などを通した第三者の購買の可能性が高いと推定される

ブラッドリー・ベブソン元世界銀行顧問は「この時計の購買は国連の対北朝鮮制裁ではないが、日本の独自制裁に該当する可能性があり、第3国家を活用したようだ」とし「これは北朝鮮が日本の制裁を避けてどのように日本の物品を購入しているかを表している」と話した。

この時計は奢侈品ではないため、2016年に制定された国連安全保障理事会の対北朝鮮制裁決議2270号に違反する品目ではない。ただ、日本政府は北朝鮮の核・ミサイル開発を理由に輸出入全面禁止、北朝鮮船籍および寄港経歴船舶の入港不許可など独自の対北朝鮮制裁をしている。

スイス留学の経験がある金委員長は伝統的に幹部にスイスの時計をプレゼントしてきたため、今回、少年団に日本の時計をプレゼントしたのは異例という評価も出ている。

ベブソン顧問は「スイスの時計でなく日本の時計をプレゼントしたのは興味深い。結局、日本の時計の購買を決めたのは金正恩の決定」とし「北朝鮮は日本を政治的に嫌うかもしれないが、品質が良い日本の物品を認めているということ」と評価した。

スイス時計産業協会(FHS)のスイス時計の対北朝鮮輸出統計によると、昨年1-11月に北朝鮮が輸入したスイス時計は一つもないと、メディアは伝えた。