(朝日新聞 2022/11/15)

 海上自衛隊トップの酒井良海上幕僚長は15日の会見で、7、8両日にあった「西太平洋海軍シンポジウム」に参加した中国海軍幹部と二国間で会談し、責任ある行動を求めたことを明らかにした。同海軍が日本周辺で領海侵入を含む航行を繰り返していることが念頭にあるとみられる。

 同シンポジウムには27カ国が参加し、酒井氏は20カ国と二国間で会談

中国海軍幹部は日本を含む方面を担当するとみられる「北部戦区」トップの王大忠海軍司令員(中将)で、酒井氏は「責任ある行動をとるようにこちらとしてコメントを発した。領域をめぐる力による現状変更は認められないと申し上げた」と述べた。中国側からの反応については「回答を控える」とした

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▲記念撮影で笑顔を見せる海上自衛隊トップの酒井良海上幕僚長(前列右端)。中国海軍幹部の中将(同左端)を含む各国参加者も並んだ=2022年11月7日、横浜市西区のホテル、成沢解語撮影

 一方、韓国海軍からは海軍トップの李鍾皓海軍参謀総長(大将)が参加したが、2018年に発生した自衛隊機へのレーダー照射問題などが解決しておらず「交流を推進する環境にはない」として二国間会談は見送ったという

 米海軍のパパロ太平洋艦隊司令官(大将)を含む3カ国間の会談では北朝鮮の核ミサイル対応などについて話し合った、とした。(成沢解語)


(産経新聞 2022/11/15)
海上自衛隊トップの酒井良海上幕僚長は15日の記者会見で、平成30年12月に起きた韓国海軍駆逐艦による海自哨戒機へのレーダー照射問題に関し「ボールは韓国側にあると認識している。今後、韓国側から整理された回答があると認識している」と述べた。

酒井氏は、レーダー照射問題と韓国による自衛艦旗(旭日旗)の不当な排斥を日韓の防衛当局間の問題として挙げた上で「2つの問題が明確にされない限りは防衛交流を推進する状況ではない」と強調した。