(朝鮮日報 2022/11/10)

 (アンカー)
 野党・共に民主党の議員で報道官を務める金宜謙(キム・ウィギョム)氏も発言で連日物議を醸しており、その資格があるのかと疑問の声が上がっています。今回は、李在明(イ・ジェミョン)同党代表と駐韓欧州連合(EU)代表部大使の会話を同報道官が報道機関に紹介した際の内容について、EU大使側が「我々側の発言が歪曲(わいきょく)された」と正式に抗議するという事態が発生しました。すると、金宜謙報道官は自らの過ちを認めました。そうならば意図的にウソをついたという意味になり、正式な抗議がなかったら誰も気付かなかったことになります。

 どのような発言をどのように歪曲したのか、イ・チェリム記者が取材して調べました。

 (記者リポート)
 金宜謙報道官は李在明代表とフェルナンデス駐韓EU大使による昨日の非公開面談の結果を次のように会見で語りました

 金宜謙/共に民主党議員・報道官
 「尹錫悦(ユン・ソンニョル)政権では(北朝鮮と)対話チャンネルがないため対応に限界がある。金大中(キム・デジュン)、盧武鉉(ノ・ムヒョン)元大統領の時代は緊張が高まっても対話チャンネルがあったから…」

 この記者会見で、フェルナンデス大使とEU代表部は「元大統領や現大統領の実名を挙げたことも、比較して発言したこともない」「発言が歪曲して引用され遺憾だ」と正式に抗議しました。

 すると、金宜謙報道官は「過去の政権と現政権の対応を比較する会話はなかった」と発言に歪曲があったことを事実上、認めました

 与党・国民の力は「政治的な利益のために外交使節の非公開発言まで歪曲する金宜謙報道官の言動には驚がくを禁じ得ない」と批判しました。

 梁琴喜(ヤン・クムヒ)/国民の力 首席報道官
 「これぞまさに外交惨事です。恥をさらすにしても、これほどの恥さらしはありません」

 さらに、金宜謙報道官が国政監査で特に根拠もなく韓東勲(ハン・ドンフン)法務部長官の酒席疑惑を取りざたしたことにも触れ、「第1野党の報道官として、発言の重さに気付くことを願う」と述べました。

 ある外交消息筋は「フェルナンデス大使は韓国政界の関係者たちと会ってきたが、今回の件で信頼が損なわれたようだ」と語りました。

テレビ朝鮮 イ・チェリムでした。(2022年11月9日放送 TV朝鮮「ニュース9」より)