(聯合ニュース 韓国語 2022/10/27)

〇戦闘艦でなくソヤン級1万t級軍需支援艦派遣…多国籍人道主義訓練も
〇「安保最優先考慮」…海自旗論議予想に軍「国際社会が正式に受け入れている」

国防部[省に相当]と海軍は、来月6日に日本,神奈川県の相模湾で行われる観艦式に海軍艦艇を送ることにしたと27日、明らかにした。

海上自衛隊が太平洋戦争当時の日本軍の軍旗(旭日旗)とほぼ同じ旗を軍旗として使用しているという点で、今回の政府の参加決定をめぐって論議が予想される

国防部は、過去に日本主管の国際観艦式で韓国海軍が2回参加した事例、国際観艦式と関連した国際慣例などを総合的に考慮して参加を決めたと説明した

この日の公式発表に先立ち、政府高位関係者は聯合ニュースとの通話で「今日午前、国家安全保障会議(NSC)定例常任委員会会議で、韓国海軍が観艦式に参加することを暫定的に決定した」と明らかにした。

国防部は「今回の観艦式を契機に開催される多国間人道主義的連合訓練と30か国余りの海軍参謀総長が参加する西太平洋海軍シンポジウム(WPNS)出席は、友好国海軍との友好協力増進はもちろん、韓国海軍が周辺国・国際社会と海洋安保協力を強化する良い機会」と説明した。

それと共に「最近の北朝鮮の相次ぐ挑発で引き起こされた韓半島[朝鮮半島]周辺の厳重な安保状況を考慮すると、韓国海軍の今回の国際観艦式参加が持つ安保上の含意を最優先に考慮した」と強調した。

今回の観艦式に政府は戦闘艦でなく最新鋭のソヤン[AOE-51 昭陽 Soyang]級軍需支援艦ソヤン艦(1万1千t級)を送る

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大領[大佐]を艦長として137人が搭乗するソヤン艦は、来る29日、鎮海港を出港し、来月1日、日本の横須賀港に入港する予定だ。予行演習に続き、6日の国際観艦式本行事に参加した後、参加国の艦艇と7日まで多国間合同演習を行う

この訓練は、遭難・火災船舶に対する捜索及び救助のための人道主義的次元の訓練(SAREX)で、友好国海軍との相互運用性を向上させることで域内海洋安保協力に寄与することができると国防部は期待した。

軍関係者は「捜索・救助訓練にあえて戦闘艦を送らなければならないのかというのが我々の判断」としながら「韓半島周辺状況を考慮したもの」と艦艇選択の背景を説明した。

観艦式出席決定前から西太平洋海軍シンポジウム出席のために日本出張を計画していたイ・ジョンホ[李鍾皓]海軍参謀総長は、シンポジウムはもちろん観艦式とSAREXのいずれにも参加する。

しかし、政府の今回の決定に対して『旭日旗』を掲げた日本海上自衛隊の行事に参加することが適切かどうかなどの論議が予想される。

これに対し軍関係者は、海上自衛隊旗が1953年から使用され、中国を含む国際社会がこれを正式に受け入れている点などの国際慣例を考慮したと説明した

海上自衛隊旗が旭日旗と似ているため国内で論議があるが、中国をむ各国が類似の行事で海上自衛隊旗に問題を提起していない点を参考にしたということだ。

軍はまた、過去に韓日がそれぞれ2回ずつ相手側の観艦式に参加して対艦敬礼をした点も考慮したという。

このような雰囲気を反映するように、この日のNSC常任委でも賛反両論が互角に提起されたという。政府はこれまで世論動向を見ながら各界の専門家などの意見を取りまとめたという。

軍関係者は「様々な側面を考慮したが、北朝鮮の続く挑発を考慮せざるを得なかった」として「観艦式の側面だけを見れば誤解の素地があるが、シンポジウムに30か国余りが来て多様な議題を議論するという側面もある」と説明した。

シンポジウムでは国家間の重複水域が多い韓半島周辺海上での衝突可能性を減らすための『海上での偶発的遭遇時の信号規則』(CUES)を最新化する問題と、実際の偶発的衝突をどのように処理するかが主要議題として扱われると発表された。

日本側が去る25日に明らかにしたところによると、観艦式にはアメリカ、イギリス、オーストラリア、フランス、カナダ、インド、インドネシア、マレーシア、ニュージーランド、パキスタン、シンガポール、タイの12か国の艦艇18隻と、アメリカの航空機5機が今回の観艦式に参加する予定だ

中国も参加する可能性が提起されたが、最終的には不参加の可能性が大きく、中国海軍総長がシンポジウムには参加すると発表された

日本は去る1月、韓国など西太平洋地域の友好国海軍に観艦式に参加してほしいという招請を送り、政府と軍はこれまでこれを検討してきた。

日本海上自衛隊が太平洋戦争当時の日本軍の軍旗(旭日旗)とほぼ同じ旗を使用している点などから、政界で観艦式への参加をめぐって論議が起きたが、政府は苦心の末に韓日関係改善と安保協力に傍点を置いて参加することにした。

韓国の日本観艦式参加は、パク・クネ[朴槿恵]政府時代である2015年以来、7年ぶりのことだ。

先立って2002年と2015年、韓国海軍が日本観艦式に参加し、日本は1998年と2008年に韓国観艦式に参加した。
※2002年はわかりませんが 2015年は駆逐艦「テ・ジョヨン[大祚栄]」(4500トン)。

海上自衛隊は2018年の済州島での国際観艦式に招待されたが、当時、韓国側が海上自衛隊旗の代わりに日本国旗を使用してほしいと要請すると、結局参加しなかった。(機械翻訳 若干修正)