(NHK 2022/08/30)

日本のEEZ=排他的経済水域の長崎県の沖合で、海上保安庁の測量船が、韓国海洋警察庁の船から調査の中止を要求される行為が29日午後から断続的にあり、海上保安庁は外務省を通じて韓国に抗議しました。

海上保安庁によりますと、29日午後3時すぎ、海上保安庁の測量船「平洋」が日本の排他的経済水域の長崎県の五島列島の女島からの北西に110キロ付近で海底地形などの調査を行っていたところ、韓国海洋警察庁の船から無線で調査を中止するよう要求されました

※参考 ピンが女島、赤円が110km
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※参考 海上保安庁
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要求の内容は「韓国の海域での調査は違法である。調査をやめ、ただちに退去せよ」というものだったということです。

これに対し海上保安庁は「日本の排他的経済水域で、正当な調査活動をしている。ただちに中止要求をやめ本船から離れよ」と回答したということです。

海上保安庁は調査を継続していますが、韓国海洋警察庁の船による中止要求は29日時点で1時間から1時間半おきに7度行われたということです。

海上保安庁によりますと韓国海洋警察庁の船からの中止要求は去年1月以来で今回が4回目となり外務省を通じて韓国に抗議をしています。

海上保安庁は周辺海域の調査を今月18日から行っていて、予定通り、来月末まで調査を続けることにしています。


(聯合ニュース 韓国語 2022/08/30)

(略)日本測量船は、韓国と日本がそれぞれ設定したEEZが重なる海域で海洋調査をしたと見られる。

EEZは自国沿岸から200海里(370.4キロ)まで資源の独占的権利を行使できる国連海洋法上の水域だ。隣接国間のEEZが重なる場合、相互協議で定めることになっているが、韓日間のEEZ境界画定がされておらず、南海[東シナ海]と東海[日本海]で海洋調査をめぐる葛藤が続いている。(略)(機械翻訳 若干修正)
※↓は昨年1月の状況