(読売新聞 2022/05/24)

 人気アニメ「 呪術廻戦じゅじゅつかいせん 」や「 鬼滅きめつ の 刃やいば 」のキャラクターが描かれた缶バッジを偽造、販売したとして、奈良県警は24日、遊技場運営会社「 鳳凰ほうおう 」(大阪市中央区)社長(57)(兵庫県芦屋市)ら2人を著作権法違反容疑で逮捕した。

 ほかに逮捕されたのは、同社役員で韓国籍の男(56)(同県尼崎市)。

 発表では、両容疑者は2017年5月~22年3月、「呪術廻戦」など5作品のキャラクターを印刷した缶バッジを無断で製造。奈良市の商業施設でカプセル入り玩具として販売するなどし、著作権を侵害した疑い。

 キャラの画像は正規品のものをインターネット上から取り込んで偽造し、1個200円で販売していた。県警は商業施設内のカプセル玩具販売機や会社の倉庫から偽造バッジ計約2600個を押収した。


(産経新聞 2022/05/24)

人気アニメ「呪術廻戦(じゅじゅつかいせん)」などの画像を無断で使用し缶バッジを製作、販売したとして奈良県警は24日、著作権法違反(著作権侵害)容疑で、アミューズメント施設運営会社「鳳凰」(大阪市中央区)の幹部2人を逮捕した。

逮捕されたのは代表取締役、角田勇次容疑者(57)=兵庫県芦屋市=と、取締役で韓国籍の全充浩容疑者(56)=同県尼崎市。いずれも容疑を認めているという。

逮捕容疑は平成29年5月~今年3月、呪術廻戦、鬼滅(きめつ)の刃(やいば)、東京リベンジャーズ、僕のヒーローアカデミア、ハイキュー‼のアニメ作品に登場するキャラクターの画像データを無許可で使用して缶バッジを製作。奈良市や奈良県大和高田市の商業施設内のカプセル玩具販売機「ガチャガチャ」で販売するなどし、著作権を侵害したとしている。

県警によると、1回200円で販売していた。全容疑者は「自分たちで作れば卸値がかからず、利益が上がると思った」と話しているという。昨年8月、県警に「偽物の缶バッジが売られている」という情報が寄せられて発覚した。


(朝日新聞 2022/05/24)

 人気アニメのキャラクターを無断で使用して缶バッジを製作したなどとして、奈良県警は24日、兵庫県芦屋市の会社役員、角田勇次容疑者(57)と、同県尼崎市の会社役員、全田充浩容疑者(56)を著作権法違反の疑いで逮捕し、発表した。容疑を認めているという。

 奈良署によると、両容疑者は2017年5月ごろから今年3月ごろにかけて、人気アニメ「呪術廻戦」や「東京卍リベンジャーズ」など5作品のキャラクターの缶バッジを計約2600個製作。奈良市の商業施設で販売したほか、この施設や大和高田市の商業施設で販売目的で所持し、東宝など計19社の著作権を侵害した疑いがある。

 缶バッジは商業施設に設置されたカプセル玩具の自販機で1個200円で販売していたとみられる。昨年8月、県警に情報提供のメールがあり、捜査していた。署などが引き続き調べる。(渡辺元史)


(毎日新聞 2022/05/24)

 人気アニメ「鬼滅(きめつ)の刃(やいば)」や「呪術廻戦(じゅじゅつかいせん)」のキャラクターが描かれた偽缶バッジを販売したなどとして、奈良県警は24日、大阪市中央区にあるアミューズメント施設運営会社幹部2人を著作権法違反の容疑で逮捕した。

 逮捕されたのは代表取締役、角田勇次(57)=兵庫県芦屋市=と、取締役、全田充浩(56)=同県尼崎市=の両容疑者。いずれも容疑を認めているという。

 逮捕容疑は2017年5月ごろから22年3月までの間、「呪術廻戦」ほか4作品に登場するキャラクターの缶バッジを複製し、東宝など複数の会社が持つ著作権を侵害したなどとしている。

 奈良県警奈良署などによると、缶バッジは奈良市内の商業施設などでカプセル自動販売機「ガチャガチャ」に入れて販売。全田容疑者は「元々は正規品を販売していたが、自分たちで作れば卸値がかからず、もうけが増えると思った」と話しているという。【吉川雄飛、川畑岳志】