恐怖の軍隊朝の『トンクク』消えるか...国防部「将兵の給食費を日本水準に引き上げ、朝食ビュッフェ提供」(ソウル経済 韓国語 2021/05/07)

軍服務を経験した国民は将兵時代に最も食べたくなかった献立に断然『トンクク』[糞汁]を挙げる。部隊で給食されるテンジャンクク[味噌汁]を意味するが、粗末な食材を使うために豆腐、ネギ数切れを除けば、具の量と味がとても貧相のためについた名前だ。特に朝食でテンジャンククがよく配膳されるため『チャンパプ』をした将兵は通例朝食を抜いたりする。

※トンクク:韓国軍兵営食および学校給食で相当高い確率で出る食べ物。トンクク[糞汁]というのでなんだか汚くて変な料理のようだが... 実際には補給されたテジャン[味噌]を豆腐、調味料とともに水で溶いたテンジャンクク[味噌汁]にすぎない。しかし、後述する理由で社会のテンジャンククと違い、ネギや豆腐は非常に少なく、ただ糞を水で溶いた下痢のような見た目と味気ない食感のため、こうよく呼ばれるのだ。(略)(ナムウキ「トンクク」より抜粋)

※チャンパプ:序列や経験を重ねること、軍隊のごはん
 日本語の残飯(잔반)から来た俗語で、兵士間の序列や階級、軍隊や社会生活の経験を重ねることをいう。(ケイペディア

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▲去る2019年、あるオンラインコミュニティに載せられた部隊給食の献立の写真。汁の具が粗末で不味くていわゆる『トンクク』と呼ばれる軍部隊のテンジャンククが食板に盛られている。

今後、部隊からこのようなトンククが消え、朝食忌避現象が消えるかも知れない。最近、一部のコロナ19隔離将兵に対する不良給食問題が国民に知らされて公憤を買うと、国防部[省に相当]が将兵に対する給食を大幅に向上することにした。基本給食費を来年、日本水準に近い水準に引き上げ、朝食ビュッフェやブランチなども提供するというのだ。将兵が朝をトーストとコーヒー、果物などを選ぶことができるようになるのかに関心を集まっている。

ソ・ウク[徐旭]国防部長官[相]は7日、ソウル市龍山区の国防部庁舎で第11回全軍主要指揮官会議を開き、『隔離将兵の生活条件保障のための主な改善対策』を確定した。これは最近、コロナ19防疫次元で隔離された将兵に対する不良給食、シャワー・用便制限などの軍内いじめ情報の提供がオンライン等を通じて公開されたことを受け、該当部隊など主な現場を点検し、後続措置次元で用意した対応策である。

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▲ある国軍将兵が最近、コロナ19で隔離された状態で提供されたと主張してオンラインを通じて載せた不良給食献立の写真

まず、不良給食防止のために国防部は将兵1人あたりの基本給食費を現行の1日あたり8,790ウォンから来年には1万500ウォンと約16.3%上げる案を推進する。これが実現されれば、日本と同水準になるものと国防部は説明した。これは今年の高等学校の給食費が1食あたり3,625ウォンなのに比べ、軍将兵の給食費は約80%水準の2,930ウォンに過ぎない点を考慮したものだ。

国防部は、軍部隊で給食率が低い朝食について『簡便ビュッフェ式朝食』を試験導入することにした。これはシリアル、トースト、コーヒー、果物の献立を提供したり、ご飯や簡便食[軽食]、汁、キムチなどを同時に提供する方式だ。また、部隊別の環境に合わせて朝と昼を統合するブランチ(サンドイッチなど提供)を供給することにした。配達料理やフードトラックなど給食革新事業も拡大することにした。ブランチの場合、月1回から週1回に、配達料理は年4回から月1回に拡大する案が検討されている。

給食物量が十分に確保されても、部隊別の環境によって配食過程で将兵あたりの定量がきちんと守られないこともある。特にコロナ19で隔離された将兵の一部が最近、このような苦衷をオンラインで情報提供したりもした。このような状況の再発を防ぐため、国防部は定量・均衡配食原則を徹底的に遵守するようにして、隔離将兵に対してメニュー漏れがなく、温かさが維持された弁当を支給することにした。このような配食を幹部が中心に管理し、現場の不条理が発生しないように遮断するということだ。

国防部は、部隊別に将兵が好む豚、鶏、鴨肉などの選好食品を約10%増量し、部隊別に必要な食材料を自由に購買できる自律運営副食費運営範囲を拡大すると明らかにした。自律運営副食費は、テンジャンチゲに追加で入れる牛のバラ肉やスパゲッティともに提供するガーリックトーストなど多様な食材料を部隊別に状況に合わせて購入できるようにするものだ。隔離将兵のための『PX利用トウミ[ヘルパー]制度』も運用される。PXまで直接行くことができない隔離将兵が携帯電話で購買希望物品を注文すれば、これを代わりに買って渡す方式だ。(略)(機械翻訳 若干修正)