(中央日報 2021/02/03)

北朝鮮が日本の相次ぐ拉致問題の言及に対して不快感を表わした。

朝鮮中央通信[国営通信社]は2日、論評して「日本があのように騒ぐ拉致問題はすでに後戻りできない、解決済みのことで、これ以上議論する余地さえない」と明らかにした。

通信は「今でも言いはっている(拉致)被害者はどの一人も島国の腐り切った政治風土、末世奇的な社会風潮が生んだ行方不明者などで、われわれとはいかなる縁もない」と主張した。

通信は「日本が他の国でもない、われわれにあえて拉致問題を取り上げること自体がつじつまが合わないことであり、これは日本の凶悪性、道徳的低熱性に対する実証」とし「卑劣な演劇で過去清算の義務を曖昧に回避できると計算したとすれば、それよりさらに大きな誤算はないだろう」と批判した。

今回の論評は菅義偉首相が衆議院(下院)本会議で日本人拉致問題に対して関係国と連携するといった発言を問題にしたとみられる