(朝鮮日報 2021/01/07)

 韓国政府は今年から、新型コロナウイルスの防疫ルール違反者を見つけて通報した場合でも、褒賞金を支給しないことを決めた。褒賞金を狙って通報を繰り返す「コパラッチ」(コロナ+パパラッチの造語)への対策だとみられる。

 これは行政安全部(省に相当)が7日、オンラインで実施した政策説明会で説明したものだ。昨年は、「コロナ安全申告」(新型コロナの防疫ルール違反者の通報制度)を通じて通報した優秀通報者15人に行政部長官表彰を、100人にオンヌリ商品券(在来市場で使用する商品券)10万ウォン(約9500円)を進呈した。「コロナ安全申告」は、マスクを着用しないなど防疫ルールに違反したケースを専用ホームページとアプリを通じて通報する制度だ。昨年7月に導入されて以降、12月までの6か月間で6万4283件の通報があり、このうち85.7%の処理が完了した。

 しかし、先月「5人以上の集まり禁止」など防疫ルールが強化されたことに伴い、通報が急増。褒賞金を狙って通報を繰り返すケースや、誤認通報、過剰な監視を通じて通報する「コパラッチ」も問題になった実際に先月の通報件数は3万1400件に達し、制度開始からの合計件数の半数を占めた。このため、青瓦台(韓国大統領府)公式サイトの国民請願掲示板にも「褒賞金支給を中止せよ」という請願が寄せられた。

 行政安全部のパク・チョンヒョン安全疎通担当官は「自営業者たちが負担を感じているという指摘を受け、今年は褒賞の計画を立てなかった。褒賞金以外に市民の通報制度への参加を増やす方法を模索しており、誤認通報などに対する対策も議論している」と明らかにした。

 ただし行政安全部は、違反者の通報は褒賞金よりも感染拡大による影響を多く受けており、優秀通報者の選定も通報件数とは関係ない、と説明した。


政府とは別途にいくつかの自治体もこの制度を利用した報奨金(自治体により10万~30万、現金または商品券で数十名程度)を設けていますがどうするんでしょうね。

政府が未支給を発表した日、こんな↓報道もありました。


 『コパラッチ』猛威、外食業界憂い
(仁川日報 韓国語 2021/01/07

仁川地域でも、いわゆるコパラッチ(コロナ19とパパラッチの合成語)が猛威を振るい、社会的距離を置く長期化で厳しい外食業界の憂いをより一層深くしている。

防疫規則遵守違反申告報奨金制度が、社会的距離を置く遵守の雰囲気を作るのではなく、報奨金を狙った過度な申告競争につながっているためだ。

7日、仁川市によれば、昨年7月から12月まで行政安全部[省に相当]安全申聞鼓に受け付けられた仁川地域のコロナ19防疫規則遵守違反申告件数は4199件に達する。同年7月に86件だった申告件数は12月に1909件と大幅に増えた

市は受け付けられた申告の違反有無と正確性などを考慮して報奨金を支給している。昨年、大衆利用施設関連の申告と会社内と宗教集い申告などで15人が報奨金を受け取った

問題は、報奨金を狙ったコパラッチ達の過熱競争で、無作為申告が増加しているということだ。実際に5人以上が集まっていないのに申告をしたり、防疫指針を正確に知らないまま申告をするなど、コロナ19違反事項に該当しない申告が増加しているというのが、一線の地方自治体公務員たちの説明だ。

弥鄒忽区関係者は「最近、食堂に5人が集まっているという申告が入って確認したところ、4人のお客さんと従業員が一緒にいる様子を誤解した場合であった」とし「あわせて、カフェの食事類は1時間以内であれば食べて行くことができるが、正確な指針を知らない状況でカフェにお客さんが座っているとしてむやみに申告する事例もお多い」と述べた。

外食業界従事者は、社会的距離を置く長期化でお客さんがいない中、コパラッチまで猛威を振るって不安に震えている姿だ。

韓国外食業中央会仁川支会関係者は「防疫指針に従ってこれを破る人を申告するという趣旨は理解するが、自営業者は薄氷の上を歩くようだ」とし「社会的距離を置く長期化で、外食業界はすでにとても疲れた状態なのに、金儲けのために食堂を回って監視する人々にまで気を遣わなければならないため、とても大変だ」と打ち明けた。(機械翻訳 若干修正)