(朝鮮日報 2021/01/07)

青瓦台、大統領経験者の同時赦免ではなく「選別赦免」を議論

 青瓦台が収監されている大統領経験者の特別赦免に関連し、李明博(イ・ミョンバク)元大統領と朴槿恵(パク・クンヘ)前大統領を同時には赦免しない「選別赦免」を検討していることが6日までに分かった。

 与党幹部は「2人を同時に赦免せず、朴前大統領をまず赦免した上で、李元大統領は赦免ではなく、刑の執行停止など他の方法を検討している。14日に朴前大統領への大法院判決が出た後、世論を集約し、大統領が最終決定する」と述べた

別の関係者も「朴前大統領は国政介入の罪で4年近く収監されているのに対し、李元大統領は収賄、横領など個人の不正問題である上、途中[に]保釈されている[実質収監は1年3か月]など状況が異なる」と語った。青瓦台と与党が朴元大統領の優先的な赦免を検討しているのは、共に民主党の李洛淵(イ・ナギョン)代表による赦免提案以降、文在寅(ムン・ジェイン)大統領支持勢力を中心に反発が広がっていることも考慮したと言える。李元大統領については、大統領権限による赦免ではなく、法務部による刑の執行停止などを検討している

 これについて、青瓦台関係者は「赦免に関しては、いかなる立場もない。大統領だけが決定できる事項だ」と述べた。2017年3月に収監された朴前大統領は国政介入事件を巡り、収賄罪と国家情報院から特殊活動費の上納を受けた罪でそれぞれ懲役15年、懲役5年の判決を受けており、14日の大法院判決を控えている。今回刑が確定すれば、赦免要件が整う

李元大統領は横領罪などで昨年10月に大法院で懲役17年を言い渡された。18年3月に逮捕された後に釈放され、刑が確定したことを受け、ソウル東部拘置所に収監された。先月以降は病気治療を理由にソウル大病院に入院している

 これに先立ち、李洛淵代表は今月1日、メディアのインタビューで、「適切な時期に2人の前職大統領の赦免を提案する」と表明し、民主党議員や支持者から批判されていた。その後、李代表は文大統領と事前に調整を行ったことを否定しながらも、「首相在任中に大統領がどういう考えなのかを斟酌(しんしゃく)してきた」と述べた。李代表が赦免を提案した後、青瓦台は「現時点で立場はない」という原則論的な態度を取っている。政界関係者は「与党がコロナ問題や不動産急騰などで危機を迎える中、大統領が国民統合のメッセージとして固有の権限である赦免を検討している」と指摘した。


 中央日報が4日に↓のように報じていましたが、実質はともかく名分は大統領の公約に沿う措置にするということですね。

文大統領の決定を難しくする要因の一つは大統領選挙公約だ。文大統領は2017年4月、公約集「国を国らしく」を出し、核心公約201件を公開した。その一つが賄賂・背任・横領など5大腐敗犯罪に対しては赦免をしないというものだった。(中央日報 2021年1月4日