(聯合ニュース 2020/12/29)

 韓国大法院(最高裁)が日本企業に強制徴用被害者への賠償を命じた判決を巡る韓日の対立が続く中、駐日韓国大使と駐韓日本大使のアグレマン(同意)は滞りなく出される見通しであることが29日、分かった。

 外交消息筋によると、次期駐日大使に内定した姜昌一(カン・チャンイル)氏に対する日本政府のアグレマンは近日中に出される見通しという。

 姜氏のアグレマンを巡っては、日本の一部メディアが姜氏の過去の発言を問題視したことで、遅れる可能性があるとの懸念が出ていた

 また日本の冨田浩司・駐韓大使の後任に内定したとされる相星孝一氏に対しても、韓国政府が同意することを決めたことが分かった。

 両国のあつれきが大使の任命という最も基本的な外交手続きにまで広がることを防ぐための措置と受け止められる

 外交部当局者はそれぞれの大使の任命と関連し、「韓日間で緊密に意思疎通してきた」とし、「(アグレマンの付与について)難しく悲観的に考える必要はなさそうだ。良い雰囲気で積極的に推進している」と伝えた。

 一方、韓国政府は慰安婦問題を巡る韓日合意から5年になったことを受け、日本側が韓国側に対し合意の履行を促したことに関連して、慰安婦問題を解決する根本的な責任は日本にあるとするこれまでの立場を改めて確認した。

 外交部の崔泳杉(チェ・ヨンサム)報道官は29日の定例会見で「2015年の慰安婦合意は被害者中心のアプローチが欠如しており、慰安婦被害者問題の真の解決にならないというのが国内外の評価」と述べた。

 また「問題の真の解決のためには日本政府が自ら表明した責任の痛感と謝罪・反省の精神に沿った行動を自発的に示すことが重要だ」と強調した。


韓国側はすでに出したという報道も

(ソウル新聞 韓国語 2020/12/29)

韓国政府が相星孝一駐韓日本大使内定者にアグレマン(外交使節に対する駐在国の事前同意)を付与したことが把握された。カン・チャンイル[姜昌一]駐日韓国大使内定者に対する日本政府の『同意』を控え、日本側の要請を先に受け入れたわけだ。韓日関係改善の意志を示した韓国政府に日本政府が肯定的な回答をするのか注目される。

29日、外交消息筋によれば、韓国政府は昨日午後、相星内定者に対するアグレマンを付与した。このような内容は日本外務省にも報告された。駐米大使に発令を受けた冨田浩司駐韓日本大使の後任に相星駐イスラエル大使が内定したというニュースは、これに先立ち去る7日、日本メディアを通じて知らされた。相星内定者は駐韓日本大使館に2度赴任し、参事官、公使を務めた。

韓国政府が速かに相星内定者に対するアグレマンを付与したのは、悪化した韓日関係を復元するという意志を明確に示したものと分析される。偶然にも両国の大使交代時期がかみ合う状況で、アグレマンをめぐる雑音を作らないという意も含んでいると解釈される。

一部ではカン内定者の過去の行動で日本国内に否定的な世論が広がり、アグレマン付与が遅れているという観測が出たが、韓国政府は「静かに待っている」と言葉を慎んできた。

外交部[省に相当]は本日、相星内定者に対するアグレマン付与についても「確認することはできない」と述べた。日本政府が公式発表をする前に相手国である韓国政府が言及するのは不適切だという趣旨だ。

外交家ではカン内定者に対する韓国政府のアグレマン要請が先んじただけに、日本政府もこれ以上時間を引き延ばさないと見る。新正(1月1日)[新正月。旧暦の正月は「旧正」]連休が変数ではあるが、年内のアグレマン付与の可能性も提起される。カン内定者に対するアグレマン要請は先月25日頃に行われた。(略)(機械翻訳 若干修正)


当分出さなくても良いのにね。