(ハンギョレ新聞 韓国語 2020/12/25)

冨田浩司駐韓日本大使が駐米大使の発令を受け、駐韓日本大使の席が空席になった。後任に内定した相星孝一駐イスラエル大使の駐韓大使の発令が出ていない結果だ。

NHK放送など日本メディアは25日、日本政府が閣議(国務会議)で冨田駐韓大使を駐米大使に転補する人事案を本日付けで決めたと伝えた。それと共に後任には相星大使を起用する方針だと報道した。昨年10月に赴任した冨田大使は1年2か月でジョー・バイデン米新政権と呼吸を合わせるために席を移動することになった。冨田大使はバラク・オバマ政権時代に駐米大使館公使や外務省北米局長を務めた“米国通”で、日本メディアはまもなく発足するバイデン政権との関係強化を期待した人事と解説した。

冨田大使の後任に相星大使が内定したという事実は去る7日、日本メディアを通じて伝えられた。鹿児島県出身で東京大学教養学部を卒業した相星大使は、駐韓日本大使館で1等書記官(1999年)と参事官(2000年)、公使(2006年)を務めるなど2度にわたり約4年2か月間、韓国で勤務した。韓国語が流暢で韓国に対する関心も格別だと知られ、凍りついた韓日関係に肯定的信号と受け止められた。

予想とは異なり、本日、相星大使の駐韓大使の発令が出ず、駐韓日本大使の席は空席になった。日本側では前日までも25日の閣議で冨田大使の人事とともに相星大使の人事もあるものと確信する雰囲気だったが、どのような理由で決定が保留されたのかは確認されなかった。日本政府消息筋は、本日相星大使の発令が出なかった理由と関連して「まだ時期ではないということ」とだけ述べた

これに先立ち、日本側ではカン・チャンイル[姜昌一]元共に民主党議員が次期駐日韓国大使に内定すると、自民党強硬派を中心に強く反発したという。これに対しカン内定者のアグレマン(外交使節に対する事前同意)をめぐる異常気流が捉えられているという一部報道も出たが、青瓦台[大統領府]では“事実無根”と対応した。

現在のところ両国とも相手国が申請した新任大使内定者のアグレマンをめぐる大きな問題はないと伝えらていれる。しかし、駐韓日本大使の空席期間が長引いたり、カン内定者の駐日大使赴任が遅れる場合、ただでさえ底を打っている韓日関係に影響を及ぼす可能性がある。(機械翻訳 若干修正)


「日本が先にアグレマンを出すまでは出さない」とか韓国が考えているのかは知りませんが、単に韓国が出していないからじゃないのかな。日本はそれに合わせて駐米大使派遣を遅らせる気はなく、アメリカからアグレマンが出たから発令しただけでしょうね。

とりあえず当分の間、大使空席でも問題ないんじゃないのかな。