(朝鮮日報 韓国語 2020/11/24)

次期世界貿易機関(WTO)事務総長[事務局長]選出が遅れている中、ナイジェリア出身候補が活発にメッセージを出し、事実上の当選者の振舞いをしている。競争国の首長であるムン・ジェイン[文在寅]大統領にまで感謝を示しながら、自信を表わしている。一方、ユ・ミョンヒ[兪明希]産業部[省に相当]通商交渉本部長側は沈黙を守りながらも、辞退はないという意志を維持している。

ナイジェリア財務長官[相]などを歴任したヌゴジ・オコンジョ・イウェアラ候補は今月に入り活発な歩みを見せている。先月に行われた次期事務総長選好度調査で1位になったと知られた中、自身に対する支持を示した国と政府の指導者に感謝を示す内容が大部分だ

オコンジョ・イウェアラ候補は先月27日、菅義偉日本総理の『2050年炭素中立』[カーボンニュートラル(carbon neutrality)]宣言を支持したのを皮切りに、シリル・ラマポーザ南アフリカ共和国大統領、サイモン・バーミンガム,オーストラリア財務長官[貿易・観光・投資大臣]、ピエール・モスコヴィッシ,フランス政治家などに感謝の気持ちを伝えた

今月17日にはピーターソン国際経済研究所(PIIE)が主催する行事に参加し、「デジタル貿易と電子商取引がより大きな経済的包容(economic inclusion)で行われる可能性ある」とし、事務総長就任後の青写真を示すこともした

ここに、全世界のワクチン開発と公平な分配のために努力する世界ワクチン免疫連合(GAVI)の首長[理事長]でもある彼女は、最近、韓国政府が国際ワクチン協約『コバックス ファシリティ(COVAX facility)』に1000万ドルを約定したことに言及しながら「コロナパンデミック解決のための巨大な足取り」としながらムン・ジェイン大統領に感謝の気持ちを示した

一方、ユ本部長は国内行事と一部ラジオインタビューに応じているだけで、対外的にメッセージを発信しているわけではない。彼女は先週あるラジオインタビューで「協議を続けながら会員国[加盟国]間の意見一致を導き出すための努力をしていく中」とし、辞退意思がないという意を迂回的に明らかにした。外交部も同じ立場だ

ここにコロナ19でWTO事務総長協議手続きが遅れると予想され、外交界ではバイデン行政府発足まで現在の膠着状態が続くという観測も出ている。(機械翻訳 若干修正)