(朝鮮日報 2020/11/13)

〇10分間の電話会談を行ったとする日本を意識したか?
〇「電話会談は14分間」
〇文大統領、当選を祝いアイルランドの詩を引用

 米国大統領選挙で当選したバイデン氏は12日午前9時(米国時間の11日午後7時)、文在寅(ムン・ジェイン)大統領と電話会談を行う30分前に日本の菅義偉・首相と先に電話会談を行った。これを巡って一部からは「バイデン氏を巡る最初の外交戦において、日本が先手を打ったのではないか」との見方が出ている。これに対して青瓦台(韓国大統領府)は「(文大統領とバイデン氏との)電話会談にはこちらの意向が反映された」と説明した。青瓦台のある関係者は「われわれが午前9時にやろうと提案したということだ」と述べた。

 この関係者によると、文大統領とバイデン氏との電話会談の時間を青瓦台が先に決めた後に、米日首脳による電話会談の日時が決まったというのだ。この関係者は「『韓国は日本よりも30分遅れて電話会談を行った』という形で、何か『日本が勝った』というような記事も出ているが、首脳同士による電話会談は相互の調整により、やりやすい時間に行われるものだ」「誰が先かどうかは重要ではない」と主張した。

ただし青瓦台はこの日「(双方は)14分にわたり電話会談を行った」と明らかにしたのに対し、日本は「約10分間会談した」と説明した

 文大統領は電話会談で、アイルランドの詩人シェイマス・ヒーニーの「トロイの癒やし」を引用し「今やあなたは希望であり歴史になった」と述べた。これはアイルランド系移民の子孫でもあるバイデン氏が最も好む詩で、彼の自叙伝にも引用されている。「生涯で一度、待ち望まれた正義の津波が巻き起こり、希望と歴史が一致することがあり得る」という言葉が有名だ。バイデン氏は2008年、オバマ前大統領から副大統領就任の要請を受け入れた際、この詩を引用し「若いオバマは希望であり、年輪の多い私は歴史だ」と述べた。上記の青瓦台関係者は「文大統領は感性的な方法でバイデン氏の心をつかみ、日本よりも長く電話会談を行った」と説明した

 電話会談で文大統領は、故・金大中(キム・デジュン)元大統領にも言及し「バイデン氏が上院議員だった当時、韓国の民主主義発展のため努力してきたことをわが国の国民もよく知っている」という趣旨の言葉を伝えた。バイデン氏は1980年代、当時米国に亡命していた金大中・元大統領と会って関係を築き、2001年に来韓した際には青瓦台で金元大統領と再会した。


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あいかわらずですね。

ちなみに日本は13分のようですね。


首相動静(11月12日)(時事通信 2020/11/12)

 午前7時5分、東京・赤坂の衆院議員宿舎発。
 午前7時9分、官邸着。官邸の敷地内を散歩。
 午前8時19分、米大統領選で勝利を確実にしたバイデン前副大統領との電話会談開始。
 午前8時32分、電話会談終了。(略)