(聯合ニュースTV 韓国語 2020/09/18)

[アンカー]
ユ・ミョンヒ[兪明希]産業通商資源部[省に相当]通商交渉本部長が世界貿易機関、WTO次期事務総長[事務局長]選出第2ラウンドに進出しました。

初の韓国人事務総長、初の女性事務総長に一歩進んだものだが、まだ越えなければならない壁hは多いです。

キム・ジス記者です。

[記者]
WTO事務総長に挑戦状を出したのは計8人、164の会員国が各自4人まで選択する第1ラウンドでは、メキシコ、エジプト、モルドバの候補3人が脱落しました。

第2ラウンドに進出したのは、ユ・ミョンヒ通商交渉本部長とイギリス,サウジアラビア、ケニア,ナイジェリア候補5人です

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会員国が来月6日までそれぞれ2人まで選択すれば、上位2人が最終第3ラウンドに上がります

この2人のうち1人を来月中に合意で推戴するのです。

今回の選挙は、トランプアメリカ大統領がWTOの紛争解決方式は中国に有利だと主張し、上訴機構をマヒさせ、脱退も辞さないと圧迫をかけている渦中に行われています。

このため、ユ本部長は主要国訪問の最初の行き先にアメリカを選びました。

<アン・トククン/ソウル大国際大学院教授>「新しい規範を組んでWTO体制危機というこの状況を引っ張っていった核心会員国なので、事務総長選挙の過程でもアメリカの意見が非常に重く反映されると思われます。」

しかし残った障壁は侮れません。

WTO事務次長職を務めている中国は、地域配分を意識して韓国を押さない可能性があり、輸出規制をめぐってWTOで紛争中の日本も反対に出る公算が大きいです

<ホ・ユン/西江大国際大学院教授>「摩擦が生じている立場のため、日本の積極的な支持を誘導することは難しい立場です。主要国の支持を模索するしか…」

ユ本部長は、韓国が米中間対立で一方に片寄っていないという評価と、貿易交渉経験が多い中堅国であることを掲げ、会員国の説得に出る計画です

聯合ニュースTVキム・ジスでした。(機械翻訳 若干修正)


(朝日新聞 2020/09/19)

米国と中国による互いへのけん制で漁夫の利を得る可能性も

 世界貿易機関(WTO)事務局長に名乗りを上げている韓国産業通商部(省に相当)の兪明希(ユ・ミョンヒ)通商交渉本部長が選挙の第1ラウンドを通過し、2次ラウンドに進んだ。WTOは18日(現地時間)、候補者8人のうち5人を第1次として選出したことを明らかにした。兪氏をはじめとして英国のリアム・フォックス元国際貿易相、サウジアラビアのモハメド・アル・トワイジリ元経済・企画相、ケニアのアミナ・モハメド元外相、ナイジェリアのヌゴジ・オコンジョイウェアラ元財務相の5人だ。

 WTOは今月7-16日、164の加盟国に次の事務局長選出に向けた第1ラウンドの協議を行い、各加盟国に1-4人の候補者を選ばせ、最も支持が低かった3カ国(メキシコ、モルドバ、エジプト)の候補者を脱落させた。5人のうち2人を選ぶ2次ラウンドは24日から来月6日にかけて行われる。通商専門家の予想は様々だ。WTOでの影響力が最も大きい米国と中国が異なった候補者を後押ししているため、兪氏の勝算は高くないとする見方が大多数を占めるが、米中が相互にけん制することでサプライズの「漁夫の利」を得る可能性を指摘する分析もある

 中国はアフリカの候補者を支持している。仁荷大学の鄭仁教(チョン・インギョ)教授は「地域配分を重視するWTOにおいて、韓国がWTO事務局長の地位を手にした場合、同じアジア諸国の立場が狭まる」「中国は今担当している事務次長の地位を放棄しなければならないため、強く反対している」と説明した

 米国は英国の候補者を支持するとの見方がある一方、中国けん制にも力を入れそうだ。欧州連合(EU)は第1次ラウンドで韓国、ケニア、エジプト、ナイジェリアの候補者を支持すると表明し、英国を排除した。ブレグジットなどで関係がギクシャクしている上に、英国の候補者はEUと米国との貿易交渉で米国の側に立つとみているからだ。そのため米国はEUが反対しない韓国の候補者を全面的に支持する可能性も排除できないとの見方もある

 兪氏は15-18日、米貿易代表部(USTR)のロバート・ライトハイザー代表に会って支持を訴える予定だ。ソウル大学の安徳根(アン・ドククン)教授は「米国と中国のどちらかに立つようにはみえない兪氏の戦略が有効になる可能性もある」との見方を示した。