(朝鮮日報 2020/09/10)

○「フィリピン人インフルエンサーの左腕タトゥー、旭日旗連想」韓国人ネットユーザーがコメント

 フィリピンの人々がツイッターなどのソーシャル・メディアで「韓国をキャンセルする(Cancel Korea)」と書かれたハッシュタグ(#)を付けたツイートを拡散し、反韓運動を展開している。フィリピンのあるインフルエンサー(ネットユーザーの行動に大きな影響力を与える人)が入れたタトゥーが「日本の帝国主義の象徴である旭日旗を連想させる」として、一部の韓国人ネットユーザーが人種差別的な発言をしたためだ。半日で30万件を超える関連ツイートが拡散されている。

 10-20代が主に使っているソーシャル・メディア「ティックトック(TikTok)」で1500万人を超えるフォロワーを抱えるフィリピン人の「ベラ・ポーチ(Bella Poarch)」さんは5日、左腕に入れたタトゥーの動画をアップした。すると、「赤のストライプが旭日旗を連想させる」「世界大戦を起こした日本を擁護する入れ墨を入れた」という韓国人ネットユーザーたちの批判が相次ぎ、15万件を超える批判コメントが寄せられた

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 騒動を受けて、ポーチさんは「気分を害したならごめんなさい」「私は韓国が大好きで、誰かを傷付ける意図はなかった」と謝罪した。また、「入れ墨をする時も歴史的背景を知らなかった」「入れ墨を除去するか、カバーアップ(ほかのデザインにして覆うこと)をする」とも書いた。

それでも、一部の韓国人ネットユーザーは「貧しくてきちんとした教育を受けられていないからだ」「背が小さくて後進国だ」などと非難の言葉を浴びせ続けた

 すると、フィリピン人ネットユーザーたちはツイッターで、「韓国をキャンセルする」[#CancelKorea]「韓国が謝罪しろ」[#ApologizeKorea]というハッシュタグを付けた投稿をしようと呼びかけあい始めた。呼びかけが始まってから約6時間で33万件を超える投稿がアップロードされた

あるネットユーザーは、6・25戦争(朝鮮戦争)時、フィリピンから7420人が参戦したことを取り上げ、「教育を受けられていない国からあなた方の戦争に参戦して100人以上が死亡した」「私たちが助けてやったという事実は忘れ、植民地支配の歴史しか覚えていないのか」と批判した。韓国国防部や国家報勲処などによると、6・25戦争時、フィリピンからは7420人が参戦して112人が戦死し、299人が負傷したという。自分の家族や知人が6・25に参戦したことを証明する写真も投稿された。

 「K-POPやKドラマのファンだが、裏切られた感じだ」「相手を尊重していない言葉遣いは我慢できない」などの声が上がっている。フィリピンではK-POPやウェブコミック、ドラマといった韓国文化コンテンツが人気を集めている。新型コロナウイルス感染拡大による社会的距離確保ため、最近その人気が急上昇しているとのことだ。アイドルグループBTS(防弾少年団)が2018年に米ニューヨークの国連本部で行った演説に言及して、「(人種差別をすべきでないという)彼らの言葉は詭弁(きべん)だった」と訴えるフィリピン人ネットユーザーもいた。

 波紋が広がっていることから、フィリピンの現地メディアも今回の事件を大きく報道している。現地メディアの「ココナッツ・マニラ(COCONUTS MANILA)」は「一人のミスをもってして(その国の国民と国民性について)一般化することはできないだろう」と書いた。一部ネットユーザーが「韓国大使館に抗議の電話を入れよう」と呼びかけていることから、この問題が両国間の外交問題に飛び火する可能性も取りざたされている。


タトゥーは半年前に入れたようですね。