(イーデイリー 韓国語 2020/07/28)

○海水部長官、国会で交渉難航の背景を明らかに
○4年以上膠着..日本、聞き入れることのできない要求
○2022年の放射能汚染水放出、韓国と協議すべき

ムン・ソンヒョク[文成赫]海洋水産部長官[相]が、日本政府が不当に独島領有権を要求して韓日漁業協定が難航していると明らかにした。

ムン・ソンヒョク長官は28日、国会農林畜産食品海洋水産委員会の業務報告で、アン・ビョンギル未来統合党議員が韓日漁業協定が膠着状態である理由を問うと、「(日本が)聞き入れることのできない独島領有権と密接な内容を要求している」とし、このように話した。

これに先立ち、韓日漁業協定が妥結できず、韓国漁船は2016年7月から日本水域で4年以上、操業をできていない。その間、日本は数回の会議過程で、韓国はえ縄漁船の縮小[減隻]、福島など8県に対する水産物輸入禁止の解除などを要求したという。今回は独島領有権要求までしながら、交渉妥結を難しくしているというのがムン長官の指摘だ

ムン長官は「(昨年4月に長官に)就任するやいなや韓日漁業交渉のカウンターパートナーにレターを送ったし、外交部長官会議[外相会談]の時も議題に上げた」とし「室長・課長級でノックしているが韓日関係が簡単でない。あちら(日本)は全く残念な状況ではない」と述べた。

アン・ビョンギル議員は「韓日漁業協定がうまくいかないと苦しいのは私たち」とし「早く韓日漁業協定に関心を持って早く妥結できるように気を配ってほしい」と述べた。

一方、ムン長官は、放射能汚染水[ALPS処理水]放出を検討している日本政府に「周辺国と協議して安全な方法で放出しべき」と促した。政府は日本政府に△福島原発汚染水処分に関連した情報を十分に共有△原発汚染水処理時、周辺環境と人体に及ぼす影響の考慮などを要求した状況だ。

東京電力は去る3月、福島第1原発から出る放射能汚染水を30年かけて海に放流する案を発表した。日本政府は去る4月から福島現地住民との懇談会を開き。意見の取りまとめをしている。現在、福島原発敷地には汚染水が約118万t保存されている。汚染水は一日平均約170tずつ増加しており、2022年には137万t規模の貯蔵タンクが満杯になる。(機械翻訳 若干修正)


>独島領有権と密接な内容

竹島周辺の日韓中間水域[暫定措置水域(共同漁場)]についての漁業ルール交渉は現在、形式上民間が行っていますが、これを「政府間でルール作りをしよう」と日本が言っていると主張しています。

この暫定措置水域は『竹島(独島)はないものとして設定』しているので、政府間で、この水域をそのまま扱うことになると、「韓国政府が領有権放棄」と捉えられかねないので受け入れられないという言い分のようですね。

ただ『独島』に関しては、2018年10月の国政監査で、交渉が進まない理由を問われた前長官が「実はだまっていたが」と“言い訳”したのが初出・・・