(統一日報 2020/06/17)

〇「関西ネット」・方清子共同代表の素顔と「挺対協」の関係

 韓国内で「挺対協」(正義連)問題が、不法募金や金銭管理の杜撰さ、何よりも関連人物たちによる平壌でのスパイ同然の活動歴などが明らかになり、ついには尹美香の側近だった孫英美の「疑惑の死」も相まって、捜査が避けられない事態となった。この状況の中、朝総連や在日連帯組織は依然として慰安婦問題を煽り続けている

 日本軍「慰安婦」問題・関西ネットワーク(関西ネット・方清子、西村寿美子、奥田和弘共同代表)は3日、「第166回水曜集会」をWebで開催した。これまで同団体は大阪駅前で行ってきたが、武漢ウイルスの影響を勘案したものだ。また同日、広島でも同系列の団体「ひろしまネット」が101回目の「水曜行動」を開催し、チラシ配りや街宣などを行った。朝鮮労働党日本支部の朝鮮新報が4日付で報じた

関西ネットのWeb集会(3日)では、これまでの正義連(旧・挺対協)の活動や概要などが紹介された。「尹美香事態」で醜態をさらしているにも関わらず、関西ネットは「私たちはこれからも正義連と共に歩みます」と強弁した

だが、市民団体を装う正義連(挺対協)や関西ネットワークなどは、20世紀前半の慰安婦問題は激しく追及しながらも、それ以上の現在進行型の脱北者の悲劇、特に中国各地で人身売買されている脱北女性たちの惨状はひたすら黙殺している。もっとも現在、金与正は脱北者たちを呪詛している。

英ロンドンに本部を置く人権団体「コリア・フューチャー・イニシアティヴ(KFI)」は、2019年の『中国における北韓女性・少女の売春、サイバーセックスと強制結婚」という報告書の中で、「中国に脱北した女性のおよそ6割が性的搾取を目的とした人身売買の被害に遭っている」と述べた。KFIのデータは、中国を拠点として救助活動を行うグループや、人身売買の被害者などに対するインタビューに基づいている。

 では、関西ネットワークなどは、なぜ今進行中の中・朝による人権犯罪には沈黙しているのか。それは、日本内の正義連関連の核心的活動家の正体を見れば、理由がわかる。関西ネットワークの方清子共同代表は、朝鮮労働党の指令を受けている「韓統連」の専従活動家だ。彼女は高校卒業頃から韓統連に関係した。韓統連は韓国の反国家団体で、尹美香の夫の金三石が国家保安法で処罰されたのもこの韓統連の指令を受けたためだった

方清子共同代表は、金日成の直接指導で作られた統一戦線工作母体の「汎民連」の行事に参加するため、韓統連代表団として平壌を訪問した。つまり関西ネットワークは、日本国内では朝鮮労働党の指令を受ける朝総連や韓統連のダミー組織で、韓国に対しては挺対協への国際的な支持・支援団体を装っている存在だ。方清子は昨年9月の訪韓の際、孫美英(6日死亡)にも会っている。


朝鮮総連機関紙『朝鮮新報』が活動内容を“好意的”に取り上げる団体は親北団体、“積極的”に取り上げる団体は従北団体ですね。