(デイリーNK 韓国語 2020/04/02)

〇消息筋「朝鮮総連内の反日階級教養強化注文…太陽節緊急資金の用意指示も」

北韓[以下、北朝鮮]当局が内部の住民たちを対象に反帝国主義階級教養を進めている中、最近、統一戦線部が日本国内の在日本朝鮮人総連合会(朝鮮総連)に日本政府の弾圧に対抗するための対策を講じ、在日朝鮮人の思想状態を徹底的に監視するよう指示を与えたという。

北朝鮮内部の消息筋は2日、デイリーNKとの通話で「統一戦線部第225部が先月27日、『朝鮮総連に対する日本の無慈悲な弾圧と統制が極度に達している』として、朝鮮総連に日本の異常な主権侵害行為に積極的に対応するための対策を講じるよう指示した」と伝えた。

対南および海外同胞工作事業を総括する労働党統一戦線部傘下の第225部(旧対外連絡部)は、朝鮮総連に対する指導と支援、実務事業などを専門担当する特殊機関として知られている。

消息筋によれば、第225部は今回、朝鮮総連を最後まで守らなければならないという、いわゆる『朝鮮総連死守』政策を方針として提示し、「朝鮮総連の活動に対する弾圧は、日本の民族差別敵対視政策と関連した問題で、祖国(北朝鮮)の隆盛繁栄する自強力の力に怯えた日本の最後の必死のあがき」としながら、これを勝ち抜くための実務対策を講じるよう注文した。

実際、消息筋は「第225部では1号護衛車や軍需用・民需用貴重物品は、すべて朝鮮総連の霊活な密輸なしには確保できないものなどとして、朝鮮総連を失えば先代の首領が育て、復興させた日本の海外組織が今になって崩れることになるという点に言及した」としながら「朝鮮総連が滅びることを放っておきはしないというのが上部の方針であり、これに伴い、現在の日本内の状況をいちいち把握していると話したりもしている」と説明した。

こうした中、第225部は朝鮮総連が内部的に転向者および同調対象に対する監視・統制と教養を強化する一方、緊急に資金化できる資本を4月15日のキム・イルソン[金日正]誕生日(太陽節)前までに処理し、朝鮮総連の太陽節資金用意に支障が無いようにしなければならないと鼓舞したともいう

これと関連して、消息筋は「第225部は、在外公民の海外資産管理規則は国際的人権とも相対しているとしながら、総連の財産は徹底的に個人の資産であり、政府(北朝鮮当局)とは関係がないということを強調し、日本の弾圧に備えるようにとの内的指示を与えた」と話した。

この他、第225部は在日朝鮮人4世に対する監視および掌握、統制を朝鮮総連の政治事業の原則として掲げ、朝鮮総連傘下の朝鮮学校が『我々(北朝鮮)の変わらない主敵は米国と日本、南朝鮮(韓国)傀儡徒党だ』、『日本帝国主義は我々と一つの空を戴き暮らせない徹天之怨讐[不倶戴天の敵]だ』と教養する教育機関に生まれ変わらなければならないという点を強調したと消息筋は伝えた

一方、朝鮮総連は第225部の指導と統制の下に、キム・イルソン‐キム・ジョンイル[金正日]時代に1300億を越える金品を北朝鮮に伝達し、北朝鮮に必要な日本国内の情報と軍需、民需物品を密搬入したりもしたという。また、朝鮮総連が北朝鮮で製造・生産された麻薬を秘密裏に日本国内の暴力組織に売った後、その金を『忠誠資金』として捧げた事例も数えきれないほど多いと伝えられている。(機械翻訳 若干修正)


こうした北朝鮮の方針・関与のもと、朝鮮総連は活動し、朝鮮学校は運営されているんですね。