(聯合ニュース 韓国語 2020/01/12)

〇特別な理由なく裁判遅滞…1審は「浮石寺に返せ」
〇仏教界「毀損がすでに進んでいる」憂慮…今春に裁判開始予想

窃盗犯によって日本の対馬から国内に持ち込まれた忠清南道瑞山市の浮石寺の金銅観音菩薩坐像[観世音菩薩坐像]の行き先がなかなか決まらない。

控訴審訴訟が今年で3年目に入ったが、裁判が再開される兆しは見られない。

12日、法曹界によれば、2016年4月、大韓仏教曹渓宗浮石寺は、日本から国内に持ち込まれた金銅観音菩薩坐像を譲り受けるため、国(大韓民国)を相手に有体動産引き渡し民事訴訟を起こした

この仏像は日本,対馬から韓国人窃盗犯によって韓国に入ってきた。

浮石寺側は、仏像の中から発見された結縁文に基づいて「倭寇に略奪されたもので、私たちに返されなければならない」と主張して訴訟を提起した。

信徒の仏心を込めた伏藏記録物の一つである結縁文には「1330年頃、瑞州(忠清南道瑞山市の高麗時代の名称)にある寺刹に奉安するためにこの仏像を製作した」という内容が記録されている。

1審を担当した大田地法[地裁]民事12部(ムン・ポギョン部長判事)は9か月後の2017年1月26日、「仏像を原告に引き渡すように」と浮石寺側の手をあげた

伏藏物の証拠能力が認められる一方、倭寇が異常な方法で仏像を持っていったと見るのが正しいと判断したからだ。

国を代理して訴訟を担当した検察は、判決当日、直ちに控訴した

結縁文の真偽について明らかにしなければならないという理由からだ。

引き渡しの執行停止仮処分申請まで認められ、仏像は現在、国立文化財研究所(大田市儒城区)にある

2審を担当した大田高法民事1部は、原告に18項目に達する声明要請をし、慎重に見回した

2018年8月6日には仏像が保管された国立文化財研究所で現場検証まで行った。

しかし、特別な理由なく裁判が遅滞しているものと把握された

昨年の場合、1月8日と6月25日のわずか2回、弁論準備を理由に事実上、書類検討だけ行われた。

瑞山市長と忠清南道議会などが早急な裁判進行を要請する嘆願書も出したが、これといった進展はなかった

瑞山浮石寺金銅観世音菩薩坐像本来の席奉安委員会関係者は「航空撮影資料まで出して控訴審に誠実に臨んだ」とし「観音像の手の甲と膝部位にさびがでるなど毀損まで憂慮される状況」と伝えた。

委員会側は昨年2月、「浮石寺でなく他の場所(修徳寺聖宝博物館)に奉安し、礼拝対象にしてほしい」という内容の調整意見書を出したが、無駄だった

控訴審が今日明日と延ばされて判事の構成員も変わった。

検察側訴訟代理人(検査・公益法務官)は人事移動などを理由に6人も交代した。

年初にまた検察人事の発令があっただけに、担当検査は再び他の人に選任される可能性もある。

浮石寺側訴訟代理を務める弁護人は「(控訴審が)長引いているが、今春には裁判が開始されると予想する」と話した。(機械翻訳 若干修正)

2019年05月10日
『対馬の仏像』 瑞山市長が高裁に「早く浮石寺に」と嘆願書を出したニダ!


日本政府は、韓国内の浮石寺と韓国政府との裁判は関係なく、条約に基づいて日本への返還を求めないとね。