(聯合ニュース 韓国語 2020/01/03)

〇バッハ委員長、日本帝国主義の象徴である旭日旗には言及せず

国際オリンピック委員会(IOC)のトーマス・バッハ[Thomas Bach]委員長[会長 President]が2020年東京夏季オリンピックに出場する選手たちに、オリンピックの舞台で政治的なデモをしないようにと警告した。

3日(韓国時間)、オリンピック関連ニュースを扱うオンラインメディア『インサイド・ザ・ゲームズ』[inside the games]によれば、バッハ委員長は新年の辞で、東京オリンピックに出場する選手たちに向けて、政治的抗議を控えることによって、共に競争する同僚選手たちを尊重してほしいと促した

バッハ委員長は、ますます大きくなるスポーツの政治化現象が何の結果を出すことができず、最終的には現在存在する分裂をより一層深くさせかねないとし、選手たちの政治的デモに反対の声を明確に出した。

それと共に「オリンピックはいつも選手たちと彼らの競技力のためのグローバル舞台であり、選手たちにはスポーツで政治的中立性を尊重すべき重要な任務がある」と付け加えた。

IOC憲章50条は、いかなる種類のデモや政治的・宗教的・人種的扇動をオリンピック競技場と施設などで絶対許容しないと規定する。

アメリカのフェンシング選手レース・インボーデン[Race Imboden]は、昨年のパンアメリカ大会の授賞式で国歌が演奏される時にひざまずくパフォーマンスを行った。

人種差別主義、銃器規制、移民者冷遇などドナルド・トランプ,アメリカ大統領の政策に反対し、アメリカの変化を要求する行動だった。

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やはり同じ大会の女子ハンマー投で金メダルを首にかけたアメリカのグウェン・ベリー[Gwen Berry]も授賞台で右手拳を高く上げる行動でインボーデンと歩調を合わせた。

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アメリカオリンピック委員会は当時、両選手を懲戒しないが、両選手を含めて他の選手たちが東京オリンピックなど国際大会で政治的な意志を表現すれば厳重処罰すると公表した。

両選手の事例とは全く違うが、昨年の光州世界選手権大会[第18回世界水泳選手権大会]では、薬品使用とドーピングテスト回避疑惑から免れることが出来なかった中国の看板スター孫揚[スン・ヤン]を仲間が“パッシング”ということもあった。

400m銀メダルリストであるマック・ホートン[Mack Horton](オーストラリア)は孫揚が立った表彰台に一緒に立つことを拒否した。

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200m銅メダルリストのダンカン・スコット[Duncan Scott](イギリス)は、ここで孫揚の握手も避けた。

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相手を尊重しないこのような行為も東京オリンピックでしないように、というのがバッハ委員長とIOCの要求だ。

ただし、IOCは、帝国主義時代の日本の象徴として、相当な政治的意味を内包した旭日旗の使用のような敏感な懸案には口を閉じた

東京オリンピック組織委員会は、東京オリンピック期間、旭日旗の競技場への持ち込みを許容しながら、応援道具としての活用にも大きな問題がないという意向を明らかにした。政治的宣伝物でないという理由からだ。

日帝のアジア侵略被害当事者である韓国は、当時の被害国と連帯して旭日旗の使用をIOCに糾弾したが、IOCは事案別に判断するとして消極的な回答を繰り返した。(機械翻訳 若干修正)