(毎日新聞 2019/12/06)

今年8月「表現の不自由展・その後」が一時中止された問題をめぐって、松井一郎大阪市長が「慰安婦問題はデマ」という「明らかなデマ」を述べた

これは国際的に見ても恥ずべき発言で、私は瞬時に「ドイツでの体験」を思い出した。2017年8月14日、ベルリンのブランデンブルク門の門前広場に、各国の民族衣装に身を包んだ女性たちが現れた。8月14日は、日本軍「慰安婦」国際メモリアルデーで、在独韓国・日本人女性たちで構成される「ベルリン女の会」が毎年このような活動を行い、国際ニュースとして配信されているのだ

ブランデンブルク門前広場は、かつてベルリンの壁があった場所。東西冷戦を象徴する門前でのアピールは大変効果的で、多くの観光客が、慰安婦に扮(ふん)した女性たちにカメラを向けていた。プラカードには「北朝鮮220人」「台湾58人」などの数字が並ぶ。これは名乗りを上げた人の数で、実際はもっと多かったに違いない

英語の横断幕には「戦時性暴力に抗議する。『従軍慰安婦』に謝罪と補償を」とある。そう、これは「反日」問題ではなく、日本政府に対して性奴隷にされた女性の人権回復と補償を求める国際的な抗議活動なのである

それにしても韓国、中国はもちろんタイ、マレーシア、オランダ、フィリピン、インドネシア……。日本が侵略したほとんどすべての国で慰安婦にされた女性たちがいる。

「慰安婦問題はデマ」という大阪市長、「メキシコ移民は犯罪者」と言い切るトランプ大統領。同じ臭いがするな。<ジャーナリスト 西谷文和>


軍が利用するために慰安婦制度ができ慰安婦がいたのは“事実”。“良心派”日本人と韓国が慰安婦に関して主張して問題化した『慰安婦問題』は“デマ”。

ってことじゃないですかね。