(朝鮮日報 韓国語 2019/10/23)

○『政治偏向教育』に反発したインホン高の学生たち、団体行動に出た
○22日のソウル市教育庁への請願に続き、23日放課後に記者会見
○3年生「黙するしかない後輩のために出る」
○先生の報復恐ろしくて躊躇…勇気出した友達誇らしい
○『学生守護連合』フェイスブックアカウントには被害の匿名書き込み等があがる

「"恥ずかしながら大入[大学入試]に必要な学生生活記録簿(生記簿)作成が終わって勇気を出しました。学校側の『反日スローガン』強要は学生たちを政権の好みに合うように政治的に利用したものです。」

一部教師たちが学生たちに『反日スローガン』を叫ぶように強要して議論になっているソウル市冠岳区奉天洞のインホン高[仁憲高等学校 公立 一般系 共学]の学生たちが「学生たちの価値観と良心の自由を保障せよ」と団体行動に出た。この学校では「反日スローガンに同意しない学生は『イルベ会員』『保守』などと罵倒した」「チョ・グク[曹国]前法務長官[法相]関連ニュースはすべて『偽ニュース』と言った」という学生たちの主張も出てきて論議を呼んでいる
※イルベ:日刊ベストストアのこと。日本の匿名掲示板サイト「2ちゃんねる」にも例えられる匿名ネット掲示板サイトである。(ケイペディア)

インホン高の学生たちが作った『インホン高学生守護連合(学生守護連合)』側は22日、「政治的偏向を強要する一部教職員の行動について、深刻性を認識して早急に監査に着手してほしい」という内容の請願をソウル市教育庁に提出した。来る23日には記者会見を通じて特定の政治色を強要されてきた学生たちの実際の被害事例を告発する計画だ。

『インホン高学生守護連合』の主軸は、修能[大学修学能力試験]を目前にしたこの学校の3年生の学生たちだ。これまで一部教師たちの政治偏向的教育にもしっかりと抗議の声を出せなかった3年生が団体行動に出た契機は、「大入に影響を及ぼす生活記録簿(生記簿)の作成が終わり、もう先生を気にしなくとも良い」ということだった。

◇「政治偏向教師の行動は学生の人権踏みにじる暴挙」…ソウル教育庁に監査請願

学生守護連合側によれば、インホン高の在学生150人余りは22日午前、弁護人の助けを受け、ソウル市教育庁に請願書を出した。

これらは請願書で「インホン高で現在起きている政治偏向的で、特定政派的の立場で肩入れし、学生たちの価値観・良心の自由を抑圧する教職員の行動は、学生の人権を踏みにじる暴挙に他ならない」とし「事件の深刻性を認識して早急に監査に着手し、学校側の該当学生たちに対する不当な処遇が発生しないように指導・監督に出なければならない」と明らかにした。

インホン高の在学生は来る23日午後4時30分、学校正門前で記者会見を行い、「学生たちの思想と自由を保障せよ」と主張する予定だ学生守護連合スポークスマンを担当する3年生チェ・インホ君(18)は「これまで先生によって政治的に利用されてきた学生たちの被害事例を告発し、私たち学生たちが改革していくという立場を明らかにする」と述べた。

チェ君は本日、朝鮮日報デジタル編集局と会い、「普段から教室で政治偏向性注入問題があると感じてきて、1・2年生を含めて共にしたい友達を集めた」と述べた。チェ君は3年生を中心に公開的な声を出すことにしたという。3年生は去る8月31日付で大入に影響を与える学生生活記録簿(生記簿)作成が終わったので、もう先生の顔色を見なくて負担なく出られるためという

チェ君は「先生の評価と視線のために沈黙するしかない1~2年生の後輩に、今後さらに多くの不利益が行かないように立ち上がって助けたかった」と述べた。

◇「生記簿に汚点残すかと考え沈黙」…「ムン大統領嫌いだと言ったら極右か」叱責

インホン高の一部教師が学生たちに偏向した政治観を注入しようとしているという論議が初めて起きたのは去る17日だ『インホン高走って歩いて調和広場』[マラソン大会]という行事で、一部教師たちが学生たちに反日スローガンを叫ぶように強要したというのだ

当時の現場映像によると、教師たちは一部学生を舞台の上に呼び出した後、「倍にして返そう、倍にして返そう」「歴史を忘れた民族に未来はない」「アベ自民党滅びる」「アイラブコリア」のようなスローガンを叫ばせたある教師は「スローガンを叫ぶ時、後ろの部分を大きく2回ずつ繰り返せ」とし、「日本の経済侵略に反対する、反対する」「臨時政府100周年記念おめでとう、おめでとう」というスローガンを先唱したりもした

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▲去る17日、ソウルのインホン高の『走って歩いて調和広場』行事で、壇上に上がった学生たちが「日本は謝罪せよ」というスローガンを書いた紙と太極旗を広げて見せている。学生たちによれば、一部教師は行事1週間前から学生たちにこのような絵を作るようにしたという。/インホン高学生守護連合提供

インホン高1~3年生の在学生20人余りは翌日の18日、『インホン高等学校学生守護連合』というフェイスブックアカウントを開設して「一部教師の偏向した政治思想注入実態を暴露する」とした。以後、被害経験を告発する匿名の書き込みが着実に上がってきている

ある学生は該当アカウントに「まだ先生が恐ろしい。個人的に先生と会いながら友達たちと政治関連の話をし、自分の考えに合わない発言をした後輩は『イルベ』という烙印が押されてしまった」とし「いつも暗黙的な沈黙だけが生活記録部に汚点を残さない方法だった。そのように教育された」と書いた。この生徒は「今回学生守護連合が声を出すのを見て、被害経験を思い出し、共にしたかったが、先生の報復が恐ろしくて躊躇している」とし「このような学生組織を作った友達が誇らしいし、匿名で依存することが友達に申し訳ない」とした。

アカウントには「一部教師が『脱原発しなければならない。いずれも原発マフィアにだまされている』『我が国の右派陣営はまぬけだ』という発言をした」という書き込みも上がってきた。

匿名を要求したある学生は本紙のインタビューで「(私が)授業時間にムン・ジェイン[文在寅]大統領が嫌いだと述べると、ある先生が『私は好きだが、なぜ嫌いか。ひょっとして極右か』と鋭く言い放って雰囲気が険悪になった」と述べた。

また他の学生は「修行評価でパク・チョンヒ[朴正熙]大統領の偉人伝を読んで、『経済だけは上手にした大統領』という所感文を書いたが、これを見た先生が友達の前ですぐ『イルベか』と聞いてきて恥をかかした」とした。

これに先立ち、『学生守護連合』は「学生たちは政治おもちゃではありません」という声明文を出した。学生たちは声明文で「教師たちが、学生たちがすべて見ている公の場で、非常に赤裸々に政治扇動をしながら教育の中立を守らず行動を行った」とし「反日ファシズム事件に対して不条理を感じ、政治的中立を守らずに偏向した発言をする先生の蛮行を告発しようと組織を作った」とした。学生守護連合のアカウントの加入者数は22日現在、1800人余りまで増えた。

本紙はインホン高に今回の論議に対する立場を聞こうと数回連絡を取ったが、インホン高側は「今はインタビューをできない」と回答を拒否した。(機械翻訳 若干修正)


(文化日報 韓国語 2019/10/23)

23日、『政治偏向教育』論議が起きているソウル市冠岳区のインホン高[仁憲高等学校 公立 一般系 共学]は、平壌の高校と姉妹提携推進など、過去にも同様の話題と論議があった所だ。

本日、教育界などによれば、ナ・スンピョ現インホン高校長は昨年11月、ムン・ジェイン[文在寅]大統領に「平壌の高等学校と姉妹提携を結べるように周旋してほしい」と公開的に手紙を送ったことがある

該当手紙でナ校長は「民族和解と平和統一の新たな時代に進むためには、南北韓各界各層の対話と協力、交流が必要で、(インホン高は)平壌の高等学校と姉妹提携を結ぶ初めての学校になりたい」とした。彼はまた「平壌の学生たちも熱心に勉強し、礼儀正しく、芸体能[芸術・体育]に長けていると聞く」とし「平和と統一という民族的念願を実現する未来の棟梁であるインホン高の学生たちとよく合いそうだ」ともした。(略)

ソウル市教育庁は、インホン高が教員の政治中立義務を違反したという内容の嘆願が出され、本日午前から事実関係把握のための特別視学を行っている。視学官2人を含むソウル教育庁と銅雀冠岳教育支援庁など教育庁関係者合計24人が派遣された状態だ。インホン高に対する監査を行うかどうかは特別視学後1~2日中に決定される見込みだ。(機械翻訳 若干修正)


学校ぐるみですね。