中国女子サッカーで替え玉疑惑 ジュニアユース代表で中学対抗大会優勝
(産経新聞 2009/04/21)   


 中国で、ある「替え玉事件」が波紋を呼んでいる。重慶市の大坪中学が4月中旬、トルコで行われた学校対抗の女子サッカー世界大会で優勝した。

 だが、出場したの選手のほとんどが、在校生ではなく中国ジュニアユースチームのメンバーだったことが発覚し、メディアは「国威発揚のためでも、してはならないことがある」と一斉に批判している。

 大会は国際学校スポーツ連盟の主催で、大坪中学はブラジル、ドイツなどの強豪を破り、5試合で28得点を決めるなど圧倒的な強さを見せつけた。

 だが、「中国のサッカーがこんなに強いはずはない」と疑問を抱いた中国紙「体壇週報」の記者らが、選手や関係者を取材した結果、チームの18人中15人が各地から集められたジュニアユースの選手だったことが判明した

 学校側は当初、「メンバー全員が在校生」と主張した。しかし、選手たちが次々と「替え玉」として出場したことを認めたため、張建玲校長も「教育省の指示に従っただけで、(出場は在校生のみという)大会のルールを知らなかった」と認めた。政府関係者が関与していたことも示唆した。

 中国当局は長年、国際大会で良好な成績をあげることを求め、「為国争光」(国のために栄光を勝ち取る)を合言葉に、「人力」「財力」「物力」を注いでスポーツエリートを養成してきた。不正行為の疑惑も絶えない。北京五輪では女子体操選手の年齢詐称、2007年の女子サッカーW杯では中国チームによる盗聴疑惑が指摘された。今回の替え玉事件は氷山の一角との見方もある。


 こうした疑惑や事件が中国のメディアにより暴露されたことは異例だ。また、インターネット上には「校長の辞任」や「優勝カップの返還」を求める意見や、「これまでの国際大会での成績はホンモノなのか」といった声があふれている。

 不正行為に対するこうした厳しい世論は、北京五輪を経験し「世界」を目の当たりにした中国の国民が、当局の「金メダル至上主義」に疑問を抱き始めた証左といえるかもしれない。


記者は行方不明、体壇週報は廃刊ですね。

北京国際マラソンで「替え玉ランナー」が20人いたアル!



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