(ニュースポスト 韓国語 2019/09/25)

チョ・ユラ,インターン記者

私たちがどんな民族なのか。慇懃に煮立っては重厚に長い間熱さを維持する『釜根性』の民族だ[逆は「鍋根性」で熱しやすく冷めやすいこと]。「外交と個人は別」と日本を消費して旅行に行く国民も一部はいるだろうが、大部分は「独立運動はできなかったが不買運動はする」として行かずに暮らすだけで大きな打撃を与えることができる不買運動をしている。

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日常生活での日本消費はもちろん、近くて物価も似ている日本に代わる旅行地を探して旅行する観光客の数も増えた。今回の秋夕[中秋]連休[お盆休みに相当]には、特に国内旅行と日本を除く東南アジア旅行の割合が大きく上がった。韓国文化観光研究院が1,326人を対象にアンケート調査をした結果、69.3%が計画していた日本旅行を取り消したり、目的地を変えた。目的地を国内に変更した割合は43.8%であり、国内代替旅行地として済州島が1位、江原道が2位、釜山が3位を占めた。また、その代替地として言及されている海外観光地はバンコク、台北、ダナンなどがある。

その中でも台湾は(略 いくつかの食べ物説明)など多様な食べ物で旅行マニア層に大人気を呼んでいる。

去る16日から20日までの4泊5日間、台湾旅行に出発した。母と母の町内の友達と3人で自由旅行に向かった。旅行地は台北に、3泊4日間は台北市内で自由旅行をし、1泊2日は陽明山近くの温泉で疲れを取って帰国する計画だった。日本のように近くて、韓国と物価が似ていて安く、時差も1時間であまり差がないという点で、日本旅行の代替地として台湾を訪問した。しかし、ちょっと調べずに行ったことを旅行中の瞬間瞬間に感じた。

◇ハロー! ニイハオ~? イラッシャイマセ~ え、、、アンニョンハセヨ?

植民地時代に日本人が留まった宿舎を壊さずに今もそのまま使っていたり、日本風が多く感じられる観光地が多かった。韓国は日帝強占期を痛みと追慕の歴史と記憶している。一方、台湾は1895年から1945年まで韓国よりさらに長く台湾日治時期(日本植民地時代)を持ったが、かえって「日本のおかげで私たちはこんなに成長できた」と感じているようだった。日本と日本人に友好的で、そのような理由で観光、留学に来る日本人がとても多かった。生涯に会う日本人に台湾で全部会ったようだった。

観光地が提供する言語は通常、中国語、英語そして日本語を提供し、韓国語はたびたび見ることができた。

台湾であるから漢字は当然提供して、世界的に英語が最も多く使われているので英語も共に提供することは理解できる。しかし、韓国語はなくて日本語を提供する看板やパンフレットを見る時は訳もなく気に障ったりした。特に故宮博物院は遺物の説明を中国語と英語、日本語でのみ提供しており、さらにいぶかしかった

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夜市でも、繁華街では観光客に営業するために外国語であいさつの言葉を呼びかけ、「おいしいです」、「良いです」、「最高」などの話をするが、中国語でまず話し、聞き取れなければ日本語で、日本語でも聞き取れなければ、その時になって英語で、あるいは韓国語で説明をした。東門市場のあるお土産屋で鳳梨酥[オンライソー](台湾パイナップルケーキ)とヌガークラッカーを買って出ていくと店員が「アリガトゴザイマス~!」と日本語で挨拶をして気持ちがかっと傷ついた。「私は韓国人」と明らかにすると「ア!カムサハムニダ!コマウォ!!」とようやく下手な韓国語で感謝の意を伝えた。

高級レストランやホテル、有名な観光地には外国語が可能な従業員が名札の横にコミュニケーション可能なバッチを付けているが、行く先々で日本国旗を付けた店員は頻繁に発見できたが、太極旗バッチを名札の横に付けた従業員を探すのは容易ではなかった。旅行中に2度発見した。もしかしたら2度でも多かったのかも知れない。

◇韓国人が鋭敏なんじゃないの?

一日はタクシーツアーで野柳地質公園を訪問したが、外国人旅行者が自分の国を示して写真を撮ることができるフォトゾーンの東海表記が「Sea of 」であった。もちろん、その後に来る国が消されていたので『Korea』が来たのか『Japan』が来たかは分からないが、おそらく『Japan』だったと思う

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東海を『Sea of Japan』と表記して普及している地図が多く、東海を『Sea of Korea』と表記したのを見たことがないので、おそらく台湾は世界地図の中の東海を日本海と表現していただろう。観光客が案内員に話して後に来る字を消したのか、あるいはある観光人が一方的に後に来る字を消したのかは分からないが、旅行地で『Sea of 空欄』に出くわすと気に障るのは仕方なかった

また、様々な観光地で、お土産屋で、帝国主義の象徴である旭日期をモチーフにした垂れ幕、パンフレット、記念品を難なく見つけることができた。百歩譲って2つの色が交互に現れる模様がよくモチーフとして消費されることもあると理解しようとしても、これは誰か見ても旭日旗、走って見ても旭日旗なものもあった。

中正紀念堂は鯉と蓮の花がいっぱいの巨大な池、そして毎定刻に行われる衛兵交代式で有名な観光地だ。その中正紀念堂の近衛兵交代時間を待って訪問した中正紀念堂内の記念品ショップで旭日旗パターンを見つけることができた

陸、海、空の各軍人をモチーフにした150台湾ドルのキーホルダーの無くても良い装飾紙[台紙]のパターンが、あまりにも旭日旗のように見えた。それでも赤色ではないから幸いだと言うべきか、でなければ、どうして旭日旗を観光品に入れて売ることができるのかと怒るべきなのか混乱した。

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『言えない秘密』[台湾映画]の撮影地として有名な淡水区[新北市]にある真理大学展示館内で、無料でいくつかのパンフレットと雑誌を配布していたが、目を疑わせる配布物があった

『新文化』という定期発行物と思われる配布物だった。24号であることを見て、以前の配布物も同様の表紙だったのか分からないが、見つけた瞬間とても当惑し、誰に話をしなければならないか、ひっくり返しておかなければならないか、でなければあれをすべて私が持って行ってごみ箱に捨てなければならないか、心が複雑だった。台湾は本当に日本を帝国主義と認識していないという気がした

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◇知らず知らずに日本を消費している場合があるので気を付けて。

ABCマート、ユニクロ、セブンイレブンとファミリーマートなど、すでに私たちが知っている日本ブランドを行く先々で難なく見つけることができた

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台湾の大型マーケットであるカルフールでは、最初から商品棚の一つが日本特産品販売台であった。日本のラーメンとビールはもちろん、ソースと香辛料まで、まるで日本のドン・キホーテに訪れたようだった。ランドマークとして定着した台北101駅では秋の新商品を販売するとしてユニクロがチラシを配っており、日本の交通カードである『スイカ』に地下鉄の全面広告で会うこともできた。

公然と日本語が書かれていたり、誰か見ても倭色が濃厚な物品は目に入れないようにし、消費しないようにした。しかし、日本がアイデンティティを隠して進出したデサントやロゼモン[日本不買リストに載っているようです]のように台湾にもアイデンティティを隠して進出した日本企業がないと断言することはできなかった。台湾自体が親日的な国の雰囲気のため、日本ではかえってアイデンティティを明らかにして進出していたが、外国ブランドでない海外ブランドと見える日本ブランドも明らかにありそうだったし、よくわからない場合、そういう日本ブランドを消費することもありそうだった

たった今飲んだ飲み物一杯、きれいで買った記念品一つが、日本にそっくり利益として還りはしないだろうか心配しながら旅行した

それにもかかわらず、台湾に進出した国内ブランドも探すことができた。台湾で一番大きい夜市である士林夜市の入り口でうれしいブランドを発見することができた。夜になると多くの人々が混雑する夜市へ行く大きな道にある大型広告看板で、オットギの製品を紹介する全面広告が掛けられているのを見られたし、夜市の隈では韓国チキンブランドであるネネチキンにも会うことができた。それだけでなく、コンビニの韓国料理広報バナー、サムスンのタブレットPCで見せる中正紀念堂の歴史、空港フードコートの韓国料理店、サムスンの地下鉄電光掲示板独占広告などを見て、台湾にも韓国の多くの製品とブランドが進出していることが分かった。外国で国内ブランドに会うので、むしろ嬉しくもあり、応援もするようになった

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台湾は日本のように近く、韓国と共に物価が安く、時差もあまり差がないという点で、気楽に日本旅行の代替地として訪問するのに適切だ。しかし、台湾の歴史と文化、そして社会を現地で感じてみると、日本旅行の代替地として訪れて消費するには不適切だ。台湾に進出した多くの日本企業などを見ると、すでに観光して使った多くのお金が日本に行きそうな気がし、観光地のあちこちに散った旭日旗を見るたびに顔をしかめることになったためだ。日本不買運動の一環として台湾旅行に行くのは再考の余地があることを皆が分かってほしい。(機械翻訳 若干修正)


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