(朝鮮日報 2019/09/25)

・珍島郡「実際に体験してもらうという趣旨の企画」
・文成赫(ムン・ソンヒョク)海洋水産部長官「恥ずかしいことで遺憾」

 全羅南道珍島郡が海洋廃棄物問題への注目を集めるため、海岸にごみを意図的に置いてイベントを行っていたことが分かり波紋が広がっている。

 珍島郡が24日に明らかにしたところによると、今月20日午後1時から5時まで、珍島郡古郡面の嘉界海水浴場で「第19回国際沿岸浄化の日」のイベントが開催された。イベントには海洋水産部(省に相当)の文成赫(ムン・ソンヒョク)長官、全羅南道副知事、海洋環境公団、水協、漁業関係者、学生など600人以上が参加した。参加者たちは海岸のごみを2時間かけて片付けた

 しかしこのごみは珍島郡が事前に準備したものだったことが後から分かった。珍島郡がイベントを盛り上げるため、前日に周辺の海岸からプラスチックなどのごみ1トンを拾って集めておいたのだ。住民の間からは「浄化の日のイベント前日にトラックがごみを海辺に置いていった」「美しい海辺にごみが多いように見せかけるのは常識的に考えて納得がいかない」など不満の声が上がっている。

 珍島郡はごみを持ち込んだ事実を認めた上で「日々深刻化する海洋廃棄物問題を国民に知ってもらうため、プラスチックごみなどを活用した」「当日のイベント参加者たちに実際に体験してもらうという趣旨で、事前に企画されたプログラムだった」と説明した。珍島郡は今年、昨年の2倍以上のごみを回収し、海洋水産部から「海洋廃棄物管理最優秀自治体」に選ばれていた。

 文長官はフェイスブックに「イベント前に珍島郡がごみを海岸に置くという恥ずかしいことを行っていたことは非常に遺憾だ」「海洋廃棄物問題の深刻さを伝えるという意図があったとしても、そこにうそや誇張が加われば、イベントの趣旨そのものから外れ、不信と失望を招くという教訓をいま一度思い知らされた」と書き込んだ。


(ニュース1 韓国語 2019/09/25)

全羅南道珍島郡が『沿岸浄化の日』の行事のためにゴミをわざわざ捨てて激しい非難が起きている中、海洋水産部が[省に相当]このような要請をしたという主張が提起され、波紋が広がっている。

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海洋水産部と全羅南道珍島郡は去る20日、珍島郡古郡面の嘉界海水浴場で『第19回国際沿岸浄化の日』の行事を開催した。

この日の行事には、ムン・ソンヒョク[文成赫]海洋水産部長官[相]、パク・ビョンホ全羅南道行政副知事、ユン・ヨンイル国会議員、イ・ドンジン珍島郡守、パク・スンギ海洋環境公団理事長など200人余りが参加した。駐韓ラトビア大使を含む大使5人と駐韓外交使節30人余りも参加した。

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この日の行事は、記念式、海洋ゴミ管理優秀地方自治体と有功者授賞、沿岸浄化活動の順に進行され、海洋ゴミを回収して海の重要性を再確認する時間を持った。

だが、この日のゴミ回収行事のために珍島郡は、前日に1トントラック6台分量のゴミを積んできて、行事場所の浜辺に置いたと知られて非難を買った。

ここは海が分かれることで有名な珍島神秘の海の道近くで、普段から住民たちは観光客と美観のためにゴミを常に片づけていて浜辺はきれいだという

住民たちは「トラックがゴミの山をいっぱい積んできて、海辺にぱっとひろげた」とし「翌日見ると大きな行事が開かれていて、住民と公務員たちが浜辺いっぱい積まれたゴミを熱心に片づけていた」と話した。

ムン・ソンヒョク海洋水産部長官はこのような内容が報道されると、24日、自分のSNSに「珍島郡が行事前に一部ゴミを海岸に置くかんばしくないことがあったことに非常に遺憾だ」とし「行事に参加した多くの方々と失望感を感じた国民の皆さんに申し訳ないという言葉を申し上げる」と謝罪した。

これに珍島郡は、海洋ゴミを置いた事実を認めながらも悔しいという立場だ

珍島郡のある関係者は「今月の初めの台風で海辺にゴミが積もったが、秋夕[中秋]名節[お盆休みに相当]を控えてきれいに片づけた」としながら「だが、海水部が行事当日のゴミ浄化パフォーマンスが必要だと言い、しかたなくゴミを持ってきて置いた」と話した。

また別の珍島郡関係者は「海と隣接した珍島郡が海水部に誤って突っかかったら、少なくとも3年間は該当部署の支援事業で不利益を受ける」とし「仕方なく今回のことは珍島郡が一人で非難を受けなければならない」と伝えた。(機械翻訳 若干修正)


2019年01月04日