(聯合ニュース 韓国語 2019/07/18)

・G20国家のうち韓国の輸出依存度3位・輸入依存度4位…日本は最下位圏
・貿易規模に比べて弱い内需が原因…多角化・国産化必要

経済全体で輸出入が占める割合である貿易依存度が日本の2倍を越えて70%に迫っていることが明らかになった。

貿易依存度が高ければ、対外環境が不安になった時、それだけ国内経済が影響を受けるため、貿易対象国を多角化し、主要素材部品を国産化することで、国家経済基盤を安定化させる必要があるという指摘が出ている。

18日、韓国貿易協会と国際通貨基金(IMF)、統計庁によれば、2017年基準の韓国の輸出依存度は37.5%と集計された

主要20か国(G20)のうちオランダ(63.9%)、ドイツ(39.4%)に続き3番目に高い数値だ。オランダは中継貿易国でドイツはヨーロッパ連合(EU)内の貿易が活発な上に完成品と素材部品のいずれも強国という点で韓国と差がある

輸出依存度は全体輸出額を国内総生産(GDP)で割った数値だ。

この数値が大きいほど、一国の経済が輸出に依存する程度が高いという意味だ。これは主な貿易相手国の景気変動やグローバル経済の状況により、国家経済が左右される可能性が大きいということを意味する。

韓国に対して半導体核心素材3品目の輸出規制措置を断行した日本の輸出依存度は14.3%で、韓国の3分の1水準にとどまる。20か国のうちアメリカ(8.0%)、ブラジル(10.6%)、インド(11.5%)の次に低かった

全体輸入額をGDPで割った輸入依存度も韓国が日本より2倍以上高かった。

韓国の輸入依存度は31.3%で、オランダ(56.3%)、メキシコ(36.6%)、ドイツ(31.7%)に続き4位を占めた。

日本の輸入依存度は13.8%で、ブラジル(7.7%)とアメリカ(12.4%)と共に輸入依存度が最も低い国家に属した

輸出依存度と輸入依存度をあわせた貿易依存度は、韓国が68.8%で、日本の28.1%の2.4倍に達した

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2018年の韓国の輸出依存度は37.3%で、前年より0.2%ポイント下がったが、輸入依存度は33.0%で1.7%ポイント上がり、全体貿易依存度は68.8%から70.4%に上昇した。これは2014年の77.8%以来4年ぶりに最高値だ。

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▲2017年の国別輸出依存度
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▲2017年の国別輸入依存度

韓国の高い貿易依存度は絶えず指摘されてきた。

過去にも中国の『限韓令』や米中貿易紛争など他国の経済措置があるたびに韓国経済が波打ったためだ。

特に今回、日本が規制対象にした高純度フッ化水素(エッチングガス)、フッ化ポリイミド、レジストは対日依存度が40~90%程度で高いほうなため、日本の措置直後、韓国企業らは緊急に代替輸入国を探しに出た。

ムン・ジェイン(文在寅)大統領は去る8日、首席・補佐官会議で「世界経済鈍化の幅が予想より大きく、保護貿易主義と通商葛藤が加わって世界経済の不確実性が拡大している」とし「貿易依存度が高い韓国経済に困難が加重されている」と指摘した。

引き続き「政府は部品・素材・装備産業育成を国家経済政策の最優先課題の一つとし、予算・税制など使用可能資源を総動員して企業を支援する」とし「企業も技術開発・投資を拡大し、部品素材企業などと共生協力を通じて、対外依存型の産業構造から脱皮するのに力を尽くしてほしい」と要請した。

それでも輸出入依存度が少しずつ下がっているのは肯定的な信号だ。

韓国の輸出依存度は、2008年の42.1%から2018年に37.3%と4.8%ポイント、同期間の輸入依存度は39.5%から33.0%に4.5%ポイント下がった

貿易協会ムン・ビョンキ主席研究員は「日本は韓国より貿易規模が大きいが、内需市場がしっかりしており対外依存度は低い方」としながら「韓国も輸出入国の多角化と素材部品国産化などを通じて依存度を下げる必要がある」と助言した。(機械翻訳 若干修正)