(聯合ニュース 2019/06/28)

 大阪での主要20カ国・地域首脳会議(G20サミット、28~29日)に出席中の文在寅(ムン・ジェイン)韓国大統領に同行している康京和(カン・ギョンファ)韓国外交部長官が28日夜、河野太郎外相と会談[韓国語版では「会同」]した

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 韓国外交部によると、両氏はG20サミットの夕食会が終わった午後9時ごろから短時間会談した。韓日外相会談は当初の予定になく、急きょ行われた

 韓国大法院(最高裁)が日本企業に賠償を命じた強制徴用訴訟問題が両国関係に影を落としており、同問題について話し合った。康氏は外交部が今月19日に、日本側に伝えたと発表した強制徴用被害者の賠償に関する提案を受け入れるよう日本側に求めた

 韓国側の提案は、韓日の企業による自発的な拠出金で財源を確保し、大法院の確定判決を受けた被害者に慰謝料を支払うというものだった。

 この提案は昨年10月末に大法院の確定判決が出て以来、韓国側が初めて示した「解決案」だったが、日本側はすぐに拒否している。

 河野氏は19日、韓国側の提案について、韓国の国際法違反の状態を是正することにならず、受け入れられないとの見解を示した。今回の会談でも拒否したとみられる


(毎日新聞  2019/06/28)

 河野太郎外相は28日、韓国の康京和(カン・ギョンファ)外相と大阪市内で立ち話をした。河野氏は、日本企業に元徴用工への賠償を命じた韓国最高裁判決に関連し、日韓請求権協定に基づく仲裁に応じるよう求めたが、康氏は「慎重に検討する」との従来の立場を崩さなかった

 河野氏は、主要20カ国・地域(G20)首脳会議(サミット)に出席する首脳らに同行した各国外相との夕食会を開催し、終了後に康氏と接触した。両氏は今後も外交当局間で協議を継続することで一致した。【秋山信一】


(外務省 2019/06/28)

 本28日,河野太郎外務大臣は,G20大阪サミット出席のため訪日中の康京和(カン・ギョンファ)韓国外交部長官と,大臣主催外相夕食会終了後に,立ち話を行ったところ,概要は以下のとおりです。

1 河野大臣から,旧朝鮮半島出身労働者問題をはじめとした日韓間の懸案につき,改めて日本側の立場を伝達しました。

2 両外相は,北朝鮮問題に関し,引き続き日韓,日韓米で緊密に連携していくことを確認しました。

3 両外相は,今後とも,外相同士を含め,外交当局間で意思疎通を緊密にしていくことの重要性で一致しました。
(外交部 韓国語 2019/06/28)

□ G20首脳会議への参加のために訪日したムン・ジェイン(文在寅)大統領に随行中のカン・ギョンファ(康京和)外交部長官[外相]は6.28(金)夕、G20外交長官晩餐に参加した契機に河野太郎日本外務大臣と会同した。

□ 今回の会同で両長官は韓半島[朝鮮半島]問題および韓日関係全般について意見を交わし、カン・ギョンファ長官は強制徴用判決問題と関連し、河野外務大臣に我が方の立場を再度説明した。

□ 両長官は今後も長官級を含めて韓日外交当局間の緊密な疎通を通じて、両国関係の安定的管理と発展のための努力を引き続き傾けていくことにした。終わり。(機械翻訳 若干修正)

2019年06月26日


立ち話というのは外交用語で、会談というほど形式ばっていないということで、実際には座って話をします。(河野太郎公式サイト

本当の「立ち話」で十分だったんじゃないですかね。

ちなみに河野外相のツイッターで「会談」と紹介されている画像(一部)↓

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