(マネートゥデイ 韓国語 2019/06/06)

北韓[以下、北朝鮮]の不法な船舶積み替えなど対北海上監視のための多国籍な協力活動に韓国政府は参加していないという主張が出てきた。これに対して政府は「正常に作戦を行っている」と反論した。

6日、アメリカの声(VOA)[Voice of America韓国語版 アメリカ国営放送]放送によれば、日本外務省は5日(現地時間)、「韓国は北朝鮮の不法積み替え監視活動に参加しているか」というVOAの質問に「監視活動のために航空機や艦船を派遣した記録はない」と答えた

日本外務省によれば、日本、アメリカ、イギリス、カナダ、フランス、オーストラリア、ニュージーランドの7か国は昨年初めから東シナ海と近海で北朝鮮の制裁回避行為を取り締まっている。

VOAは「参加国は海上哨戒機と護衛艦などを交代で派遣し、国連制裁違反である船舶間の不法積み替え取り締まりに集中している」とし「日本,横須賀を母港にするアメリカ海軍第7艦隊も監視作戦のために海洋警備隊(USCG)所属バーソルフ艦を西海に投入した」と伝えた。

国連安全保障理事会(安保理)は、北朝鮮の核・ミサイル挑発に対して強力な対北制裁を決議したが、最近、アメリカによる北朝鮮船舶『ワイズアーネスト号』差し押さえ事例に現れるように、海上で行われる北朝鮮の不法積み替えを完全に遮断することができていない。

国際社会が北朝鮮の不法積み替えを取り締まるのは、対北制裁の徹底した履行を通じて対北圧迫に隙が無いようにするための意図だとVOAは説明した。

先立って、岩屋毅日本防衛相も去る1日、北朝鮮の制裁回避に対応するために国際的な監視強化が必要だとし、「北朝鮮問題に直接的な関わりを持つ韓国、中国、ロシアなどには、公共の利益のために一層の連帯を呼び掛けたい」と言及したことがある。

政府は、本日のVOAの報道と日本外務省の言及に対して“とんでもない”という反応を見せた。政府関係者は「韓国政府の立場とは合わない内容」としながら「我々は正常に(対北不法積み替え監視)作戦を行っている」と明らかにした。

実際、韓米日3国国防長官[防衛相]は最近、「北朝鮮による違法な海上積み替えを抑止し、中断させ、撲滅するための持続的な国際協力を含め、国連安保理決議を完全に履行するとの国際社会のコミットメントが重要」と意見を集めた。

チョン・ギョンドゥ(鄭景斗)国防部長官とパトリック・シャナハン,アメリカ国防長官代行、岩屋防衛相は去る2日(現地時間)、シンガポールで開かれたアジア安全保障会議(シャングリラ会合)で100分間の会合を行った後、このような内容を盛り込んだ共同声明文を発表した。

政府内外では、なぜ今の時点でこのような報道が出てきたのかいぶかしいという反応を見せている。日本政府が強制徴用賠償判決問題など核心懸案で韓国政府の立場変化を圧迫するために、色々なチャンネルで仕向けているのではないかという観測も出ている。(機械翻訳 若干修正)


2019年06月06日