(NHK 2019/06/04)

1989年6月4日に起きた天安門事件から30年を迎え、中国政府は国民に対する警戒と監視を強めていますが、中国の鉄道当局は数字4桁が割りふられた高速鉄道のうち、8964番の列車をネット上で予約できなくしています

この列車は内陸部の甘粛省蘭州から天水に向かう高速鉄道で、5日以降は予約を受け付けているものの4日は時刻表になく、鉄道当局が事件を思い起こさせると考えて運休にした可能性があります

このことは一時、ネット上で話題になりましたが、ネットの書き込みも次々と削除されています

また中国の動画配信サイト「ビリビリ」は、ふだんユーザーがアニメなどの動画を見ながら感想を書き込んで楽しむコメントの機能を、5月29日から6月6日までの1週間停止すると発表しました。

コメントは一日数百万本に及び、検閲が追いつかないため、あらかじめ天安門事件関連のコメントが書き込まれないよう対応したものとみられます。


党の支持なのか、鉄道当局の忖度なのか知りませんが、どれだけ中共にとって敏感な触れられたくない事件と中国内で認識されているかですね。