(ニューシス 韓国語 2019/05/31)

アジア最大の多者安保会議である第18回アジア安全保障会議(シャングリラ会合)が幕が上がった中、韓日国防長官会談[防衛相会談]が実現するのか関心が集まっている

韓日国防長官会談が実現すれば哨戒機葛藤後6か月だ。韓日国防長官会談は昨年10月のアセアン拡大国防長官会の(ADMM-Plus)[拡大ASEAN国防相会議]を契機に開かれた後、実現していない。

軍関係者は31日、「韓日国防長官会談開催するかどうかを双方が引き続き調整している」と伝えた。

韓日関係は昨年10月に日本が旭日旗掲揚問題で済州国際観艦式に参加しなかったのに続き、同年12月に哨戒機で韓国駆逐艦に低空威嚇飛行をして、悪化の一途を辿り続けている

韓日は去る9日、ソウルで開かれた韓米日安保会議(DTT)[日米韓防衛実務者協議]を契機に、哨戒機葛藤後に凍りついた両国間の安保協力復元方案について共感を形成し、両者会談開催を推進してきた。

今回のシャングリラ会合期間に韓日国防長官会談が実現すれば、尖鋭だった哨戒機葛藤がある程度収まるものと展望される。双方が相互の立場を理解するという水準で葛藤局面を解決するという観測だ

あわせて、韓日国防長官会談が実現する場合、来月末に日本,大阪で開催される主要20か国(G20)首脳会議を契機にした韓日首脳会談の開催にも肯定的な影響を与えることになる

ただし、会談を開催するかどうかはまだ不透明な状態だ。読売新聞は去る28日、複数の日本政府関係者を引用して、シャングリラ会合期間に別途に韓日国防長官間公式会談を行わない方針を決めたと報道した。

韓日当局は会談開催の意志は明らかにした状態だが、哨戒機葛藤と関連して意見の差が狭まらない場合、会談をしない方向に旋回する可能性がある。双方はシャングリラ会合期間に会談を開催するかをめぐって終盤まで調整をするものと見られる

軍関係者は「韓日国防長官会談に関連して、会合の形態や議題、時間、場所などについて持続的に協議している」としながら「良い方向で協議が進められているが、現場の状況などを考慮しなければならない状況だ」と明らかにした。

アジア安全保障会議は、イギリス国際戦略問題研究所(IISS)[国際戦略研究所]の主管で2002年以来、毎年シンガポールで開催される多者安保会議だ。韓国とアメリカ、中国、日本、ロシア、アセアン諸国およびヨーロッパ主要国の国防長官と軍高位関係者、安保専門家たちが参加する。会議が開かれるホテルの名前を取って『シャングリラ会合』とも呼ばれる。今回の会議は本日から来月2日まで開催される。(機械翻訳 若干修正)


なんか一方的に日本が問題を起こしているかのような韓国らしい記事ですね。


防衛大臣記者会見(関連部分抜粋)

 日時 令和元年5月31日(金) 08:23~08:36
 場所 官邸エントランスぶら下がり
 備考 岩屋防衛大臣閣議後会見

Q:今回のシャングリラ会合でどのような成果を得たいですか。また、おっしゃったように、様々な国の中に日米韓という枠組みがありましたが、韓国との二国間での会談の調整状況はいかがなのかということと、何らかの形で接触した場合、韓国側にどのようなメッセージを伝えたいというお考えでしょうか。

A:シャングリラ会合は、主だった国々の国防大臣が一堂に会する機会なので、私どもが、昨年決めた防衛計画の大綱・中期防といった、日本の防衛方針、それから「自由で開かれたインド太平洋」という考え方、朝鮮半島情勢に対する、我々の考え方等をしっかりと発信する機会にしたいと思いますし、信頼醸成ということもしっかりと図る機会にしたいと思っております。日中防衛相会談が実現すれば、日中関係の発展及び日中防衛当局間での信頼醸成の観点からも、非常に意義深いことだと思っております。韓国についても、是非、お目にかかりたいと思っており、今調整中でございます

Q:韓国と接触してお話しができた場合、どのようなメッセージを伝えたいとお考えですか。

A:日韓関係、日米韓関係というのは、わが国のみならず地域の平和と安定にとって、極めて重要な関係でございますから、日韓の防衛協力といったものが、スムーズに進んでいくような環境を整えるための話をしたいと思っています。

Q:関連ですが、いわゆるレーダー照射問題を巡って、こちらから最終見解を出して、それ以降、韓国側の対応であるとか、その件についてのやり取りというのは、二国間関係にとっても大事なテーマであると思うのですがいかがでしょうか。

A:事務レベルをはじめ、様々なレベルで、日韓両国が接触していることは確かでして、今、積み上げを行っているところでございます。お目にかかれれば、この間の両国の取り組みについても紹介して話し合いたいと思っています。

Q:シャングリラの関連で、韓国とは会談を持ちたいと強調されてきましたが、まだ、この直前の状況になって正式なバイ会談は設定されていない状況について、どのように受けとめていらっしゃいますでしょうか

A:各国それぞれ、事務方が鋭意努力をしてくれていると思います。どういう形でお目にかかれるかは調整中でございますが、是非、実現したいと思っています