(ヘラルド経済 韓国語 2019/05/27)

‐5G保安技術諮問協議会、来月初めに終了
‐華為にだけ該当する特別な欠陥ない
‐学界「技術的セキュリティーの欠陥の発見は難しい」
‐トランプ訪韓、第2サード報復に“挟まった境遇”

政府がセキュリティー専門家たちと一緒に5G通信装備について8か月間の点検を終えた末、華為[ファーウェイ Huawei]の装備にセキュリティー上、特別な欠陥はないものと事実上の結論が出た。

アメリカが華為退出に参加してほしいと国内政府を圧迫している中、このような結論を得た政府は、対北関係と経済的報復の懸念を考慮して、中国の事情も察しなければならない“サンドイッチ”状況に置かれることになった

27日、関連業界によれば、昨年9月に発足して10月から本格的な活動に入った5G保安技術諮問協議会は、来月初めの最終会議を最後に終了する

5G保安技術諮問協議会は、5Gネットワークに対する国民のセキュリティー懸念を解消する趣旨で政府が主導し、産・学・研のセキュリティー専門家、SKテレコム、KT、LGユープラスの移動通信3社、韓国インターネット振興院、科学技術情報通信部[省に相当]など20人前後で構成された

協議会では、華為を含むサムスン電子、ノキア、エリクソンなど通信社が使用するすべての5G装備について、セキュリティー機能を点検した。特に発足前から全世界的に華為装備に対するセキュリティー問題が浮上していた状況のため、協議会の点検に対する国民的関心が高かった。

しかし8か月間、セキュリティー点検を実施した結果、華為装備にセキュリティー上、特別な問題は発見されなかった。協議会に参加した政府側のある関係者は「他の通信装備会社にはなく、華為にだけ発見されたセキュリティー上の欠陥はなかった」とし「反対に華為装備には問題がなかったが他の会社の装備で発見されたセキュリティー上の欠陥があった」と明らかにした。

実際、技術的にセキュリティー点検を実施した学界側関係者も「通信社と通信装備会社にセキュリティー要素点検項目を要請し、これを技術標準に合うか点検する方式のため、これ以上に装備一つ一つを全部調べることは容易ではない」とし「装備自体にセキュリティー問題が起きるには、実質的に誰かが攻撃を加えなければならないため、事前にセキュリティー問題が現れにくい」と述べた。

これに対し、協議会内の技術部分だけ点検する研究班も事実上、華為が全般的にセキュリティー上、すべての項目をみな通過したものと結論を出した

セキュリティー点検の過程で、華為と別の装備会社の共通の問題が発見されたが、これはほとんどが措置されたと協議会関係者は付け加えた。

協議会は来月に終了するが、このような結論に対する公式的な発表計画はまだ決まっていない。ひとまず、最終会議で政府側の意見が内部的にのみ伝えられると予想されている

協議会内でも、政府がこのような結論を公表するのは容易ではないという反応が出ている。協議会に参加したまた別の関係者は「華為が世界的に最も大きな装備会社で価格も安いということを認めるほかはない雰囲気」としながらも、「一方(アメリカ)で技術的に華為を牽制していることも考慮しなければならない」と述べた。

すでに“華為イシュー”が政治・外交的問題に拡大し、政府もアメリカと中国の間で顔色を窺うしかない

来月、ドナルド・トランプ,アメリカ大統領が日本G20を契機に訪韓し、華為牽制を強く要請するものと見られる。

一方、習近平(シーチンピン)中国主席の訪韓が霧散した中、政府がアメリカ側にすっかり傾くことになれば、“第2サード報復”が加えられかねないという懸念も出ている。

これに、協議会から出た結論に対し、政府が方向を決めるよりは、通信市場の解釈に任せる手順になるものと予想されている。(機械翻訳 若干修正)


韓国政府はどういう目算で諮問協議会を立ち上げたんでしょうね。

 1 「問題なし」の結論を期待して、中国側に立ってアメリカに対する言い訳にするため?
 2 「問題あり」の結論を期待して、アメリカ側に立つつもりだったが逆の結果になった?
 3 とりあえず韓国政府の立場決定の先送りのため?