(韓国スポーツ経済 韓国語 2019/04/23)

去る3日夜、移動通信3社はいっせいに5G開通を始め、『世界初の5G商用化』の砲門を開いた。しかし、世界初のタイトルに汲々としたあまり“準備のできていない”性急で無理なサービスに対する不満が提起され、初のタイトルにふさわしくない状況に置かれているのが現実だ

◆5Gサービス、何が問題なのか

23日、移動通信業界および消費者によれば、移動通信3社の基地局設置不足などで5Gサービス信号が不通になったり、5GからLTE(Long Term Evolution)に切り替える時にデータが途切れる現象が発生している。

特に5G基地局が最も密集しているソウル全域(江南駅・弘大入口駅・ソウル市庁・光化門など)で5G信号を逃した時、LTEへの転換時にフォンが不通になって再起動する場合が多く、利用者の間で不満が絶えることなく続いている。

また、移動通信3社は5Gデータ無制限料金制を掲げて消費者に歓心を買ったが、高い料金制の中に『1日使用量制限』という条項を追加して、消費者に小細工をしたたのではないかという指摘を受けている。

これに伴い、移動通信3社とも1日に使用量制限条項を削除したが、依然として5G料金制がLTE料金制より高い価格帯で策定されており、消費者は5Gへの転換と新規加入を躊躇する状況だ。

超高速、超低遅延、超連結を掲げた5Gサービスは、速い速度を楽しむことができるという点でサービス初期に消費者の関心が高かったが、1か月も経たずに副作用が発生している。

◆5Gの品質改善、本当にできるだろうか

移動通信3社は足元に火がついた。品質保障なしに消費者を誘惑できないという切迫感を感じている。

パク・ジョンホSKT社長は、去る22日午後、ソウル市乙支路の本社で開かれた『幸福コミュニティロンチン[ランチング]セレモニー』後に記者たちに会って、「5Gの品質問題と関連して最大限早く、1~2月以内に解決する」と述べ、5Gサービス解決のために積極的な動きを見せた。

ファン・チャンギュKT会長は去る17日、国会科学技術情報放送通信委員会の会議室で開かれたKT聴聞会に参加し、イ・サンミン共に民主党議員が5Gの通信品質に対する論議を提起すると、「5Gの通信品質に対する論議はよく知っている」と答え、「KT全職員が非常に出て品質などの改善に努めている」と述べた。

また「5G開通が始まってまもなく、このような問題が起きており、適正な時期に品質確保ができるようにする」と品質改善に対する意思を示した。

ハ・ヒョンフェLGユープラス副会長は去る21日、ソウル市龍山の社屋で開かれた『品質安全セキュリティー管理委員会』に参加し、「5G初期の不十分な事項に対する指摘を謙虚に受けとめ、これに対して何より顧客と率直に対話しなければならない」とし「最高の5G品質を提供するために全社的な力量を集中しなければならない時」と述べた。

引き続き、ハ副会長は市庁、光化門、江南などソウルの主な地域に直接訪れ、5Gサービスの品質確認を行い、改善の動きを見せた。

だが、LGユープラスは23日、国会科学技術情報放送通信委員会でユン・サンジク自由韓国党議員が科学技術情報通信部[省に相当]から提出させた『移動通信3社別の5G基地局設置現況』により、基地局数の不足に対する指摘を受けた。

4月現在、全国17市道のうちLGユープラスの基地局が設置されたところは、首都圏(ソウル・京畿・仁川)、光州、大田の5か所に過ぎず、この他の地域では費用を支払っても5Gサービスを利用できないという指摘だ。

結果的に移動通信3社は5G品質改善のための動きを表わしたり、動いているが、目に見える改善点が見られない状況である

これに対して業界内外では「世界初の5Gのタイトルにもにしばられ、しっかりとした商用化を出来ずにいる」とし「検証もなしに無理にサービスを推進した」という批判が少なくない。消費者も「適正価格を出しても、サービスをまともに利用できない国民だけ損害を被る状況」と声を高めている。(機械翻訳 若干修正)

2019年04月04日
2019年04月05日