(外務省 2019/04/09)対北制裁関連のみ抜粋

冒頭発言

(2)対北朝鮮措置(入港禁止措置及び輸出入禁止措置)の延長

【河野外務大臣】我が国として北朝鮮をめぐる諸般の情勢を総合的に勘案し,安保理決議の履行を担保するという観点から,対北朝鮮措置として実施してきた入港禁止措置及び輸出入禁止措置の期限を2年間延長することといたしました。国際社会が一致して安保理決議をきちんと履行をするということが,今後,核・ミサイルといった様々な懸案の包括的な解決につながっていくということを考え,しっかりと国際社会の中で協力してまいりたいと思っています。


【共同通信 原記者】今お話がございました北朝鮮の制裁の件についてお伺いします。政府はこれまで北朝鮮に対して,国連安保理決議に基づく制裁の他,独自制裁を続けてきました。この一連の制裁圧力を通じて,これまでにどのような効果が得られたか,またどのような効果を見込んでいるのか,大臣のご認識をお願いします。

 一方で,政府は今年,北朝鮮の人権状況に改善が見られないにもかかわらず,北朝鮮人権状況決議のEUとの共同提訴を見送る判断をしていますが,この対応の差をどう考えているのかお願いします。


【河野外務大臣】人権決議については,総合的な判断ということを記者会見でも申し上げました。国際社会の一員として安保理決議をしっかりと履行していくことが,この北朝鮮情勢の解決に向けて非常に重要だと考えておりますので,そこはしっかりと今後も対応してまいりたいと思います。


【朝日新聞 鬼原記者】冒頭の質問にもありましたけれども,北朝鮮について伺います。質問,まだちょっと答えられてなかったような気がしたんで,若干かぶるんですけれども,制裁を延長することによってその重要性は理解しますが,何年も続けてきて,なかなか制裁が効いていないんじゃないかという議論はいつも同時にあると,その点について,今回の延長の判断も含めて,北朝鮮への制裁というのがどういう効果を得られると期待されているのかということと,あと,人権理事会の話,やはりちぐはぐに映ると,この人権理事会の対応と今回の制裁の延長というもののちぐはぐさというのは,日本政府としてどういう狙いがあるのかということ,この2点お願いします。


【河野外務大臣】先ほど申し上げたとおり,人権理事会での対応は情勢を総合的に勘案した結果,決めたことでございます。

 制裁が効いてないという議論はおそらく国際的にはないと思います。制裁がしっかりと効いているという議論,それから,だからこそ瀬取りあるいは北朝鮮労働者の帰国,そしてサイバーによる仮想通貨の奪取,こういったことをきちんと対応しなければいけないということが,先般のG7の外相会合でもありましたので,制裁が効いてないという議論は,私(大臣)は聞いたことがございません