(中央日報 2019/03/19)

先月22日に発生した駐スペイン北朝鮮大使館暴漢侵入事件の背後に北朝鮮体制反対団体「千里馬(チョルリマ)民間防衛」がいるものと見られると米日刊紙ワシントンポストが16日(現地時間)報じた。暴漢は第2回米朝首脳会談の5日前の先月22日、北朝鮮大使館公館職員を拘束しコンピュータや携帯電話などを強奪した。事件はハノイ米朝首脳会談が開かれた先月27日、スペインのインターネット新聞で初めて報じられ、同公館が米朝交渉で実務を担当した金赫哲(キム・ヒョクチョル)対米特別代表が2017年9月まで大使として在任していた場所ということから注目を浴びた。

ワシントンポスト紙は「この作戦の計画と実行をよく知る人々がその背後に北朝鮮金氏王朝を覆すための秘密組織『千里馬民間防衛』があると話した」と報じた。千里馬民間防衛は2017年に金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長の異母兄、金正男(キム・ジョンナム)氏がマレーシア・クアラルンプール国際空港でVX神経作用剤による攻撃で殺害された後、彼の息子キム・ハンソル氏と家族を安全国家に逃避させたと主張した団体だ

1日から「自由朝鮮」に名前を変え、11日に発生した駐マレーシア北朝鮮大使館の塀の落書きも自分たちが行ったものだと主張している

スペイン日刊紙エル・パイスは13日付の記事でスペイン国家情報局(CNI)などの消息筋を引用し「侵入者10人中、最低2人の身元が監視カメラの分析で確認され、彼らが米中央情報局(CIA)と関連している」と報じた。しかし、消息筋は「米情報機関は敏感な時期にこのようなことを行うのは避けただろうし、千里馬民間防衛が特定政府と協力して事件を起こすことはなかった」と話したとワシントンポストは伝えた

千里馬民間防衛は17日、ホームページに「すべてのメディア関係者へ」という文章を掲示し、「我々の団体構成員の正体を把握することになっても身元に関する秘密を守ってほしい」と要請した。同団体は「キム・ハンソルと彼の家族が生命を脅かされる状況で彼らの隠れ場所に関する推測も危険だった」とし、「我々が相手にする政権がどれほど無慈悲なのか絶対に忘れるな」と強調した。

また、同日ホームページには「解放後、自由朝鮮を訪問するためのブロックチェーンビザ」の申請を受け付けるという文も掲載された。彼らは24日から20万枚の匿名ブロックチェーンビザを発行するとし、仮想貨幣「イーサリアム」で購入することを公示した。


ムン政権で韓国情報機関がするとは思えませんし、CIAはこの時期にすることは避けるというのもその通りだと思いますので、これが結論なんですかね。

2019年02月27日
2019年03月18日

 金正男氏息子救援団体「自由朝鮮」、臨時政府発足を宣言
(朝鮮日報 2019/03/02)

 北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長の腹違いの兄である故・金正男(キム・ジョンナム)氏の息子キム・ハンソル氏を支援する団体「千里馬民防衛」が1日「自由朝鮮の建立を宣言する」とした上で「この政府が北朝鮮人民を代表する単一かつ正当な組織だ」と主張した。団体名も「自由朝鮮」に変更し、自分たちを「臨時政府」と名乗った。この団体について一部では「北朝鮮の元政府高官だった脱北者を中心に組織されたのでは」との見方も出ている。

 「千里馬民防衛」はこの日ホームページを通じ「光復(植民地支配からの解放)という明るい光が平壌に届くまで、人民を苦しめる者たちに対抗してたたかう」などとする「自由朝鮮のための宣言文」を韓国語と英語で公表した。ソウル市内のタプコル公園とみられる場所で、白の韓服に黒いチマを着た女性がこの宣言文を読み上げる7分35秒の動画も公開された。この日が三・一節から100周年だったことを意識したようだ。団体は「過去数十年間、人道主義に反する莫大な犯罪を行ってきた北の権力に対抗するため立ち上がった」とも主張し、北朝鮮住民や国際社会などに賛同と連帯を呼びかけた。

 この団体は先月25日「今週中に重大発表を行う」と予告していた。時期的に考えると、この重大発表とは今回の宣言を意味するものと思われる。亡命政府の設立には北朝鮮住民と国際社会の後押しが必要となるため、団体は今後キム・ハンソル氏ら北朝鮮出身者を前面に出すとの見方もある。

 団体はこの日ソウル市内で撮影された動画を公開することで、関係者の一部が韓国国内にいることを暗に示した。元北朝鮮政府高官の脱北者は「金正恩体制に反旗を翻した元工作員たちの団体のようだ」との見方を示し「彼らは情報力も資金力もあるので、海外の情報機関と連携した反体制活動も可能だ」と指摘した。この脱北者はさらに「北朝鮮が工作機関を偵察総局に統廃合した2009年と、張成沢(チャン・ソンテク)氏が処刑された13年を前後した頃、複数の元北朝鮮工作員が亡命したと聞いている」とも伝えた。

 一方で韓国の中道系野党・正しい未来党の李彦周(イ・オンジュ)議員は1日「北朝鮮内の反独裁運動に関する特別法(仮称)」を国会に提出する方針を明らかにした。李議員は「北朝鮮の臨時政府や亡命政府を名乗る団体への支援策について議論すべき時だ」とコメントした。
(朝鮮日報 2019/03/12)

 「金正恩(キム・ジョンウン)打倒連帯革命」「自由朝鮮、われわれは立ち上げる」

 マレーシアの首都クアラルンプールの北朝鮮大使館で11日、正門横の外壁に青いスプレーで上記のように書かれた落書きが見つかった。一方の壁にはクアラルンプール空港で毒殺された故・金正男(キム・ジョンナム)氏の息子ハンソル氏を保護していると主張する「自由朝鮮(旧・千里馬民防衛)」のマークも描かれていた。

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 チャネル・ニュース・アイ(CNA)所属でマレーシアに駐在するスミーシャ・ナイドゥ記者はツイッターで、北朝鮮大使館外壁の落書きが撮影された写真を公開した。ナイドゥ氏は「大使館外壁に書かれたマークは、金正男氏の息子と家族を保護していると主張し、金正男氏の息子の動画を私に送った千里馬民防衛のものとよく似ている」と伝えた。千里馬民防衛は今月1日、団体の名称を「自由朝鮮」に変更し、自分たちを「北朝鮮臨時政府」と宣布した。

 韓国情報当局の関係者は「金正男氏殺害の被疑者とされた女性の釈放が決まる日に合わせ、自由朝鮮が抗議のため北朝鮮を非難する落書きを行ったようだ」との見方を示した。一部では自由朝鮮が12-14日に予定されている文在寅(ムン・ジェイン)大統領のマレーシア国賓訪問を意識したとの見方もある。

 自由朝鮮は落書きを行った直後とみられる11日未明、ホームページに「クアラルンプール勇気」と題された文書を掲載し「静かに自由を渇望する今はただ孤独だ。しかし勇気によってわれわれは一人一人と会うようになるだろう」と主張した。「金正恩打倒」の落書きが自分たちの仕業であることを認めつつ、国際社会に「反金正恩」の流れを広めたいという意図がありそうだ。

 北朝鮮大使館はこの日午前には落書きを3枚の毛布で覆ったが、全てを隠すことはできなかった。現地の警察は今回の事件について「落書きテロ」として捜査を開始する可能性が高いと伝えられている。
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