(慶北毎日 韓国語 2019/03/06)

イ・ドンフン徐羅伐大学校 伴侶動物研究所所長・馬事科教授

歴史の中の遊牧騎馬民族は、農耕民が悪意的に描写したように、そのように単純な性格を持った集団ではない。遊牧騎馬民族は厳しい環境で生き残るために絶えず移動をしなければならなかった。そうするうちに自然に交易に目覚めるようになり、農耕民が一月かかって歩く距離を数日で行くことができるほど機動性が良いので、他の文明と接触することも容易だった。また、開放的な生き方で農耕民に比べて多様な文明の恩恵を享受することができた。速度と情報を支配しただけでなく、発達した文明の恩恵まで先に享受したので、遊牧民が農耕民を圧倒したのは当然のことだった。交易をする物を守るために完全武装をすることも遊牧民の必須条件になっていった。このようにして軍事力を備え、速度と情報を掌握し、交易で富を蓄積する、広い意味の遊牧民である戦士と商人の複合体が誕生することになったのだが、中央アジアと中国大陸において遊牧騎馬民は、馬と共に移動して草原の覇権をめぐって競争、または共生をする一種の政治連合体だ。遊牧騎馬民族に速度と情報を意味する馬が占める意味は非常に大きい。速度と情報を支配する者が世の中も支配するしかないが、当時、世界を支配した広い意味の遊牧民は草原の貴族であり王族であり、神聖と考えた犬を連れ歩くこれらは歴史の中心でもあった。

高句麗の人々は馬に乗って狩猟する狩猟図を残し、新羅では馬を神霊と表現した天馬図まで残したが、なぜ朝鮮の人は馬に乗った姿の絵一つを残さなかったのだろうか?

馬に乗った記憶はなぜ消さなければならず、商売はいつから浅薄な職業と認識することになったのだろうか?

すべての遊牧騎馬民族は犬を神聖視したが、なぜ犬は『史記』が伝える伝統的な犬肉と認識されることになったのだろうか?

その理由は朝鮮時代の儒学のためという主張がある。朝鮮時代の儒学は単なる学問ではなかった、朝鮮の政治、社会、宗教を支配した儒学は民族のアイデンティティを破壊し、事大中華思想によって韓国人でなく中国人になりたくてしたあがきという主張だ

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▲日本の巡査が私たちの犬を殺す風俗画(左)剥がされた私たちの国の犬の革。/玄岩社、朝鮮総督府報告書から抜粋

日本人たちは今でも高句麗の犬を神社を守る神霊な象徴動物と思いながらも、なぜ、我が国を強制的に占領した時、公権力を投じて我が国の犬を殴って捉え、犬皮を剥ぎ、犬肉をお金を受け取って売り、食べさせたのだろうか?

優生学という学問は、単純に人種的に黒人に比べて白人が優秀だったという点を強調して植民地を正当化し、ヒトラーは優等民族が劣等民族を支配することが自然の摂理というスローガンで罪悪感を持たなかった。

日帝は朝鮮を見下げる植民地支配のための論理が必要だった日帝は近代化に成功した自分たちは優秀な民族であり、社会的に進化が不十分な朝鮮は未開だと主張したが、その主張を裏付けるために朝鮮を歪曲する作業を推進した

汚さ、無知さ、非衛生性、服従性、嫌悪風俗などのイメージで朝鮮を定義し、嫌悪風俗として一部の朝鮮の民が食べた犬肉が含まれたのは当然だった。日帝は朝鮮国民のうち貧しい人々が隠れて食べた犬肉に注目した。そしていちはやく朝鮮は伝統的に犬肉を食べる国だと規定してしまった

この時、朝鮮末期の官吏が発行した犬肉の食用に関する本が多いに役立った。村山智順などが朝鮮の風俗研究という名でしておいたものが、今でも何の批判なしに再生産されている。その当時、日本学者と一部親日学者は研究と学問という名で、我が国の人々が自負心を持ち、自主性を鼓吹できることならば、何でも朝鮮総督府の主導の下に徹底して抑圧した。それが不如意である時はこっそりねじって歪曲した犬肉を私たちの伝統として作った歴史的な歪曲の理由を知れば、犬肉の食用論争について粛然と心まで落ち着くことになる

最近、我が国の犬の保存と研究は文化財庁の管理監督によって、各犬種を保存している地方自治体と各機関で独立的な努力が行われているが、韓半島[朝鮮半島]の犬に影響を与えた高句麗犬の原形探索と復元に向けた歴史的考証と科学的研究を通じて、私たちの固有の犬に対する研究と保存、総合的な解析と統合研究が進められる必要がある。※参考文献:BOKAオオカミの王国(ジュ・チョンウン著)(機械翻訳 若干修正)

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