(読売新聞 2019/02/15)

 中国軍の機関紙・解放軍報は13日の記事で、沖縄県の尖閣諸島周辺で領海侵入を繰り返す中国海警局の公船乗組員らを、軍士官や兵士を意味する「官兵」の呼称で伝えた。海警局は日本の海上保安庁に相当するが、昨年7月に軍組織の武装警察部隊(武警)の指揮下に入り、軍事色が強まっている

 記事では、「海警官兵は365日、祖国沿海の領土をパトロールし、国家主権と海洋権益を守る」などと海警の役割を解説し、具体例として今月11日に海警局の公船が「我が釣魚島(尖閣諸島の中国名)の領海内を巡航した」ことを挙げた

 海警局は昨年5月、南シナ海で海軍との合同パトロールを実施するなど、海軍との連携を強化している。香港紙は昨年末、海警局のトップに海軍少将が就任したと報じている


2018年07月01日
2018年12月27日