(ニューシス 韓国語 2018/12/18)

政府が大統領専用機(空軍1号機)を5年間長期リースをする方向で進めていることが分かった。あわせて、大統領専用機2号機(空軍2号機)の先行研究も進められる。

18日、政府関係者によれば、空軍戦力支援体系事業団は、3,057億1,000万ウォン規模の空軍1号機の長期リース第3次事業を推進している

政府は具体的な計画が確定すれば、入札と業者選定後、2020年6月までに戦力化を完了し、2020年7月から2025年6月までの5年間、長期リースするという方針だ。

ムン・ジェイン(文在寅)大統領は現在、大韓航空所属のボーイング747-400(2001年式)機種を専用機として使用している。政府予算で購入する方式ではなく、リース料を支払って契約期間使用する方式だ

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ボーイング747-400は、イ・ミョンバク(李明博)政府時代である去る2010年、大韓航空と5年間1,157億ウォンで長期リース契約を結び、同年4月に就航した。引き続き、パク・クネ(朴槿恵)政府当時である2014年末、1,421億ウォンで5年間の再契約をしたが、来る2020年3月にリース契約が満了する。今回の長期リース事業は、満了期間に先立ち、事前にリースサービスを発注するもだ。

ボーイング747-400は、大統領専用スペースと1級随行員スペース、会議室、医療室、記者席などを備えるように改造され、一般航空機で400席規模の座席を200席規模に減らした。また、軍と衛星で直接連結できる国家指揮通信網と衛星通信網、ミサイル警報・防御装置などを構築した。

しかし、現在の大統領専用機は、最近3回の南北首脳会談だけでなく、世界各国との外交日程まで増え、随行員と取材陣などが一度に搭乗するには狭いという指摘が提起されてきた。あわせて、一部では退役傾向のボーイング747-400を新型航空機に交替しなければならないという声も出ている

政府はこれまで、莫大なリース費用のため航空機を直接購入する案も検討したが、入札と契約だけで6か月~1年余りかかると予想され、リース終了時点も残り少ないため、空軍1号機を長期リースする方向にしたものと見られる。

機種は決定していないが、軍内外では最新機種であるボーイング747-8iが適しているという意見が出ている。ボーイング747-400の後継機種であるボーイング747-8iは、現存する大型航空機の中で速度が最も速い航空機で、1万4,815kmを14時間近くで運航できるという。アメリカ空軍も老朽化したVC-25(アメリカエアフォースワン)[747-200Bをもとに改造(747-2G4B)]を交替するためにボーイング747-8i機種を導入[2023年から運用する計画]した

一方、政府は大統領専用機2号機である『空軍2号機』の長期リースに関する先行研究も推進している。現在の空軍2号機はチョン・ドゥファン(全斗煥)元大統領在任時期である1985年に導入したボーイング737-3Z8機種だ

空軍2号機は、過去に空軍1号機として使用されていたが、機体が小さくて搭乗人員が40人程度に制限され、航続距離も短くて長距離外交には使用することが難しい。対北特使団が去る3月の訪北当時に空軍2号機を使用し、去る9月の平壌首脳会談当時にも予備機として使用された。

現在、政府が保有している空軍2号機も長期リースの方向に旋回する場合、現在使用中の1号機を2号機として再契約したり、1号機に準じて最新型をリースする案などが議論される

特に最近、ムン大統領がイ・ナギョン(李洛淵)国務総理の歴訪などに使えるように専用機(空軍1号機)を出してあげたことを考えると、空軍2号機がイ・ナギョン国務総理の専用機の性格を持つようになるという観測も提起されている

政府関係者は「基本的に(空軍2号機は)大統領専用機だが、級が格上げされる場合、長距離外交も可能になるので可能な話」と話した。

イ総理は、去る16日から来る22日まで続くアルジェリア、チュニジア、モロッコの3か国歴訪にも空軍1号機に乗って出国した。(機械翻訳 若干修正)

2017年07月21日