(聯合ニュース 2018/11/29)

 韓国の大法院(最高裁)が29日、日本による植民地時代に強制徴用された被害者らへの賠償を三菱重工業に命じた判決に日本側が反発していることについて、外交部の魯圭悳(ノ・ギュドク)報道官は同日の定例会見で、「日本政府が引き続きわれわれの司法部の判決に過度に反応していることは極めて遺憾」として、自制を求めた

 魯氏は「三権分立の原則に基づき、行政部は司法部の判断を当然尊重しなければならない」と表明。「政府は(新日鉄住金に対する)10月30日の大法院判決後、政府内で関連問題を多角的に議論しており、きょうの大法院の判決を含め、諸般の要素を総合的に考慮しながら対応策を講じていく」と述べた。

 また、「政府は強制徴用被害者の苦痛や傷の癒やしのため努力していくことを改めて表明する」として、「政府は同事案とは別に、韓日関係の未来志向の発展のため、引き続き努力していく」と強調した

 大法院は日本による植民地時代だった戦時中に三菱重工業で働かされた韓国人の元女子勤労挺身隊員らと強制徴用被害者が同社に損害賠償を求めた2件の訴訟の上告審判決で、同社の上告を退け、原告1人あたり8000万~1億5000万ウォン(約800万~1500万円)の支払いを命じた


(聯合ニュース 韓国語 2018/11/29)

外交部[省に相当]は29日、長嶺安政駐韓日本大使を庁舎に呼んで、強制徴用の大法院[最高裁]判決などに対する日本側の最近の過激発言に対し、抗議の意を伝えた。

外交消息筋によれば、外交部は本日午後3時55分頃、長嶺大使を庁舎に呼んで、最近の日本側の過激発言に対して抗議した

長嶺大使は、本日の韓国大法院の強制徴用賠償判決に対する日本政府の立場を聞く言葉に、何の返事もしなかった。(機械翻訳 若干修正)


日本が韓国大使を呼んで抗議したから、「ウリもとにかく大使を呼んで抗議ニダ」ということですかね。

 外務省が韓国大使呼び抗議 「徴用」めぐる判決受け
(NHK 2018/11/29)

韓国の最高裁判所が太平洋戦争中の「徴用」をめぐる問題で、三菱重工業に賠償を命じる判決を言い渡したことを受けて、外務省の秋葉事務次官は、午前11時すぎ、韓国のイ・スフン(李洙勲)駐日大使を外務省に呼び、前回の判決に続いて1965年の日韓請求権協定に明らかに反し、国交正常化以来の法的基盤を根本から覆す判決で断じて受け入れられないとして抗議しました

そのうえで秋葉次官は、韓国政府に対し、直ちに国際法違反の状態を是正することを含め適切な措置を講じるよう強く求め、講じられない場合には、引き続き国際裁判や対抗措置も含めあらゆる選択肢を視野に入れ、きぜんとした対応を講じる考えだと伝えました。

これに対して、イ大使は「申し入れの内容を韓国政府に報告する」と述べたということです。

イ大使は、外務省を出る際、記者団に対し、「日本政府の考え方を聞き、韓国政府の立場について説明した」と述べました。(略)