(朝鮮日報 2018/10/06)

クォン・スンジュン記者

 「戦犯旗を掲げた日本の軍艦が済州港に入港することは容認できない」

 今月10日から済州民軍複合観光美港(済州海軍基地)で開かれる「2018大韓民国海軍観艦式」に、日本の海上自衛隊の艦船がいわゆる旭日旗という海上自衛隊の旗(自衛艦旗)を掲げてやって来るというニュースが知れ渡ると、韓国国内では反発の世論が大きくなっている。韓国や中国など日本に侵略された国々にとって、旭日旗は日本帝国主義の象徴と認識されているからだ。一部の市民団体や元従軍慰安婦らが公に日本を批判し、旭日旗を降ろして入港するよう要求した。この問題が話題になると、今月2日には与党「共に民主党」の李錫玄(イ・ソクヒョン)議員が、旭日旗を掲揚した船舶が韓国領海に入るのを認めないことなどを盛り込んだ旭日旗禁止法案3件を代表発議した。観艦式の主催者である韓国海軍も手を貸した。観艦式に参加する14カ国に「参加する艦船に自国の国旗と太極旗(韓国の国旗)を掲揚して欲しい」と要請し、日本にも「韓国国民の感情を考慮して欲しい」という趣旨の立場を伝えた。結局、日本は5日、観艦式に参加しないと韓国海軍に通知した。論争が大きくなると、ソーシャルメディアでは「旭日旗は戦犯旗ではないのに、韓国だけが過剰に反発している」という反論まで出てきている。

(1)戦犯旗とは何か

 戦犯旗とは通称、侵略戦争を起こした犯罪者を意味する「戦犯」と、「旗」の字を合わせた単語だ。国立国語院によると、戦犯旗は韓国の標準国語大辞典に正式登録された単語ではない。ここ10年の間に韓国国内で作り出された新造語とみられる。また、法的・学術的に通用する概念でもない。国会図書館の所蔵資料中、戦犯旗に言及した韓国の学術論文は「0件」だ。戦犯旗という単語がメディアに登場し始めたのは2012年ごろ。それ以前は、韓国国内はもちろん戦犯国だった日本のメディアでも、戦犯旗という言葉が使われたケースはない。ヒトを指す「戦犯」という単語に、モノである「旗」を意味する言葉をくっつけるのは、語法の上では正しくないという指摘もある。

 旗を特定したものではないが、戦犯が使う象徴物を法律で禁止した代表的なケースがドイツだ。第2次世界大戦の主犯だったナチスの象徴「ハーケンクロイツ」の模様を旗や服などに使った場合、3年以下の懲役または罰金刑に処される。日本では、旭日旗の使用に対する処罰は特に行っていない。

(2)自衛隊の艦船はなぜ旭日旗を掲揚するのか

 旭日旗は自衛隊の象徴だ。世界各国の軍隊は、自国の国籍旗とは別に、軍隊を代表する象徴が入った軍旗を掲げる。明治維新期の1870年に日本陸軍が創設された際、旭日旗を軍旗として採択し、それが現在まで続いている。一部には、この旗は「昇天旗」であって日本帝国主義を意味するという主張もあるが、戦中・戦後を通して、日本でそのように呼んだという証拠はない。旭日旗の原型は、江戸時代から使われている、いわゆる朝日の模様だというのが定説だ。これは赤い太陽から伸びる陽光を形象化したもので、出産・豊作・豊漁などを祈願する意味を込めたものだった。「旭日」を日本語で訓読みすると「あさひ」だ。朝日の模様は、軍隊だけでなく民間でも広く使われている。日本の代表的な革新系メディア、朝日新聞社のロゴもこの模様を応用したものだ。

 軍艦の軍旗掲揚は国際法に基づく義務的な措置だ。国連海洋法条約は、軍艦が航行する間、国籍を識別できる旗を掲揚することを義務として定めている。韓国海軍もまた、それに従って海軍旗を掲揚する。観艦式のような各国海軍の艦艇が集まる行事でも、軍旗の掲揚は慣行だった。今回に先立ち、1988年と2008年に韓国で行われた観艦式において、海上自衛隊の艦船は旭日旗を掲げて参加した。ただし中国は、2014年に青島で観艦式を主催した際、当初から日本を招かなかった。

(3)旭日旗、なぜ今問題になっているのか

 旭日旗のイメージは、軍旗として使われる前から民間で吉兆と考えられ、使われてきたものだ。今でも日本では、帝国主義の称揚とは全く関係ない流れでひんぱんに使われている。だが周辺国では、旭日旗だけでなく、それを借用したイメージまで全て戦犯旗や帝国主義と関連付けて認識している。ドイツではヒトラーやナチス勢力の大部分が民間政治家だったが、日本では、東条英機など主な戦犯はおおむね軍の将官出身あるいは現役軍人だった。旭日旗は1945年の日本の敗戦後、軍隊が解散したことで姿を消した。しかし54年に日米安全保障条約、すなわち日米同盟が締結される中で自衛隊が創設された際、旭日旗も一緒に復活した。当時の記録を検討すると、旭日旗を自衛隊の象徴として使うことに反対した痕跡はない。むしろ、在日米陸軍航空大隊など一部の在日米軍部隊は、旭日旗のイメージを借用した部隊マークを使ってもいる。

 だが戦勝国だった米国とは異なり、韓国や中国など日本に侵略された被害国は、旭日旗を見る視線が異なるものになることは避けられない。ドイツとは異なり日本は、政府レベルで南京大虐殺など戦中の各種犯罪について公式に認めたり謝罪したりしたことがほとんどない。その上2000年代以降、日本の右傾化がはっきりする流れに合わせ、韓国では旭日旗に対する反感が徐々に増幅されているのが実情だ。少女時代やBIGBANGなど韓国のアイドル歌手が、旭日旗を連想させるイメージの入った服を着たりソーシャルメディアにアップしたりして世論の集中砲火を浴び、公に謝罪するという事件がしばしば起きているのが代表例だ。


今の韓国内の状況について、2011年1月のサッカーアジアカップ準決勝の日韓戦でキ・ソンヨン(奇誠庸)が『猿真似パフォーマンス』をした言い訳に「観客席の旭日旗を見て」と嘘をついたことが挙げられますが、

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翌年8月のロンドンオリンピック・サッカー3位決定戦の日韓戦で韓国が勝った試合終了後、パク・チョンウ(朴鍾佑)が観客席から受け取った『独島は我々の領土』と書かれたプラカードを掲げたことが問題として、

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表彰式参加禁止・銅メダル授与保留となり、12月にFIFA賞罰委が処分を決定(Aマッチ2試合出張停止と3,500スイスフランの罰金)するまでの3か月半にわたり、キの嘘が影響しているのは間違いないでしょうが、韓国で「これが問題になるなら、IOCは日本体操の旭日旗ユニフォームも処分しなければならない」とファビョり続けた
こと[それを受け、政府は兵役恩恵要件を充たすと発表、国民体育振興公団はIOCの処分に関係なくメダリストに対する年金を与えると発表、より貢献(?)したと思います。