(東亜サイエンス 韓国語 2018/08/31)

当初の予想より弱かった第19号台風ソルリクと気象庁さえ「想像以上」と評価した局地性豪雨が約2週間、韓半島(朝鮮半島)を走って過ぎ去りました。気象庁の遅い予報を置いて「気象馬鹿」あるいは「気象中継庁」という批判がオンライン上で増加しています

気象庁は、台風ソルリクの中心が去る24日未明に韓半島のどの地点に上陸するのかを置いても、日本とアメリカより一歩遅れましたが。当時、日本とアメリカは23日午前3時を基準にソルリクが予想より南側である全羅北道群山近隣に動くと予想した一方、韓国は23日午前9時までも、それより上方に位置した忠清南道瑞山を上陸地点だと目星をつけました。気象庁は午後3時になって忠清南道に、午後6時には再び全羅道地域に経路を再度調整しました。

気象庁は最近一週間、大田市とソウル市、京畿道、江原道地域に降った局地性豪雨について「予想しえなかったこと」と認めました。気象観測データも積もるほど積もり、1秒に5800兆回計算するほど速いスーパーコンピュータを導入したにもかかわらず、いったいなぜ、その結果は毎回、実際に起きる状況を外すのでしょうか?

一部の気象学者などから、韓国が気象分析に使用しているイギリス型数値予報モデルに問題があるのではないかとの指摘が多く出ています

※数値予報は、物理学の方程式により、風や気温などの時間変化をコンピュータで計算して将来の大気の状態を予測する方法です。(略)
 数値予報を行う手順としては、まずコンピュータで取り扱いやすいように、規則正しく並んだ格子で大気を細かく覆い、そのひとつひとつの格子点の気圧、気温、風などの値を世界中から送られてくる観測データを使って求めます。これをもとに未来の気象状況の推移をコンピュータで計算します。この計算に用いるプログラムを「数値予報モデル」と呼んでいます。(日本気象庁)

 数値予報モデルの種類:目先数時間程度の大雨等の予想には2km格子の「局地モデル」を、数時間~1日先の大雨や暴風などの災害をもたらす現象の予報には5km格子の「メソモデル」を、1週間先までの天気予報や台風予報には約20km格子の「全球モデル」と約40km格子の全球アンサンブル予報システムを使用しています。(日本気象庁)

亜熱帯気候に差し掛かっている韓国の特性を、このモデルがきちんと反映できないということです

気象庁は「イギリス型モデルを韓国の実情に合うように適用できるので問題はない」とし「冷たい空気と暖かい空気が会う中緯度地方、そして海と三面が触れ合った韓国の地理的特性が気象予測を難しくしている」と釈明します。外れる予報の核心原因は気象モデルのためではないということでしょう。

国ごとに独自のモデルを持つところは、ヨーロッパ連合(EU)とイギリス、アメリカ、日本、カナダ、フランス、ドイツ、中国だけです。韓国は1991年から日本のモデルを持ち込んで使用し、2010年からイギリスのモデルを使用しています

世界気象機関の評価通りなら、現在、EUモデルの性能が1位、イギリスが2位と評価されています。数値予報モデルは、良い品質のデータを生産して、どのように処理するかを評価するのですが、イギリスのモデルは韓国が最初に導入する時も、今と同じく日本やアメリカのモデルより高い評価を受けていました。当時、イギリスのモデルを選択したのは、性能評価で遅れをとっていない上、交渉にイギリスが最も積極的だったためだといいます

カン・ヒョンソク気象庁数値モデル開発チーム課長は「ヨーロッパとイギリス、アメリカなど数値予報モデルの順位を付けるが、客観的に性能を問うことは事実上、大きな意味がない」と話します。特定の気象現象について予測するには3つのことを考慮しなければなりません。〈どのように生成された資料か〉と〈どの期間までの資料を基に統計を算出して計算したか〉、〈地域の特殊性をどれくらい反映したか〉が含まれます。ここにこれを分析する予報官の能力も重要です。

モデル自体の性能に及ぼす多様な変数により、特定の気象現象に対する予測正確度が高まったり低くなることもあるということです。事案別にイギリスのモデルが良い場合もあり、反対であることもあるということです。「あまりにも変数が多い」ということであっても、正確な答を望む私たちには弁解と聞こえるしかないと思います。

気象庁は、2011年から約941億をかけて韓国型数値予報モデルを開発しています。2020年1月に開発を終えて導入する計画ですが、それでも直ちにイギリス型モデルを使用しないことはありません。少なくとも3年間は2つのモデルを一緒に運用し、不備点を補完する時間が必要といいます。気象庁が一日も早く汚名を返上し、より詳細な予報を伝えてくれるか関心を持って見守らなければならないようです。(機械翻訳 若干修正)


>韓国は1991年から日本のモデルを持ち込んで使用し、2010年からイギリスのモデルを使用しています。

2010年6月に『千里眼衛星1号』を打ち上げた際に『数値予報モデル』を日本製からイギリス製に変えたようですね。

打ち上げ後、〈ソ・エスク気象衛星センター長は「先日まで韓国は日本の気象衛星から情報を受け取る技術従属国のイメージだったが、千里眼衛星打ち上げ以降に待遇が変わった」(京郷新聞 2010/07/13)〉と言うくらいですから、そのまま日本の『数値予報モデル』を使用する選択肢はなかったんでしょうね。

ですが、衛星データは『局地モデル(予報)』には活用できないらしいですね(詳しい理由は不明)。
2017年08月22日


>2011年から約941億をかけて韓国型数値予報モデルを開発しています。

せめて開発が終わるまで日本のものを使っていれば、もう少しマシな予報ができたかもしれませんね。

局地モデルは、メソモデルより細かい水平格子間隔(2km)と高い頻度(1日24回(毎時))で9時間先までの予測計算を行っており、目先数時間程度の局地的な大雨の発生ポテンシャルの把握に利用されて います。(日本気象庁)
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