(YTN 韓国語 2018/08/07)

アンカー
日本で盗難に遭って国内に搬入された高麗仏像を、本来の所有主である瑞山浮石寺に返さなければならないとの判決が昨年ありました。

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現在、大田高等法院(高裁)で控訴審が進められていますが、法院(裁判所)が現場検証で仏像の状態を確認し、まもなく判決が下されるという期待が大きくなりました。イ・サンゴン記者です。

記者
高麗時代の仏像『金銅観世音菩薩坐像』です。文化財窃盗団が日本,対馬の観音寺から盗んできたもので、6年が過ぎても文化財庁文化財研究所に保管中です

控訴審法院が仏像の状態を初めて確認しました。仏像に対する現場検証は瑞山浮石寺側の要請を控訴審法院が受け入れて行われました

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大田高等法院担当判事は、仏像の真偽判断のために仏像の材質と鋳造方法などが分かるのか文化財研究所関係者に尋ねました。

文化財庁側は答えられるほどの人が席にいないとして、質問に対する回答を資料で提出すると話しました。

現場検証で浮石寺側は、仏像が我が国の伝統的な観世音菩薩像の形で、仏像からアルミニウムが検出されておらず、偽造品でないと強調しました。

また、火傷をひどく受けた部分に腐食が相当進行しているとし、残念さを打ち明けました。

実際、仏像には国内搬入当時には見られなかった青いサビがあちこちに生じるなど、腐食が進行していることを簡単に確認できました

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[ウォンウ/瑞山浮石寺住職:控訴審だけでも一年を遥かに越えています。早く裁判が進行されて保存処理をして、私たちの文化財がこれ以上破損しないことを望みます。]

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検察は最近訴訟担当者が変わったとし、法院に意見を後ほど提出すると明らかにしました。

法院が現場検証まで終えただけに、仏像の所有主と真偽を確認する控訴審の結果がまもなく出るという期待が大きくなりました。(機械翻訳 若干修正)


(金剛日報 韓国語 2018/08/06)

6日、大田国立文化財研究所保存科学センターで、イ・スンフン大田高法(高裁)第1民事部部長判事をはじめとする大田高法・検察関係者と、ウォンウ僧侶をはじめとする瑞山浮石寺関係者、文化財庁職員の視線が1か所に集中した。世間の熱い関心を集めている金銅観音菩薩坐像(観世音菩薩坐像)だ。

この日、大田高法第1民事部審理で開かれた金銅観音菩薩坐像の現場検証は、去る6月18日、原告である瑞山浮石寺側が「仏像の現状および保管状態、保管が適切なのかどうかなどを確認しなければならない」と申請して法院(裁判所)がこれを受け入れて行われた

姿を現した仏像は、残念なことに保存状態があまり良さそうに見えなかった。手などあちこちに錆がついたように黒いシミがあり、顔と体の一部を除いた仏像の大部分が青みがかった緑を帯びていた。顔は黒くすすけていた。この日法院は仏像の状態をチェックした。イ部長判事は「顔は黒い色で体は青銅色になっているのですか?」と現場検証に参加した関係者に質問をし、原告側の答弁を聞くこともした。

浮石寺側は仏像の状態について早急に保存が必要な状態だと主張した。浮石寺関係者は「文化財というものは保存が一番重要だが、5年以上保存処理ができなくて誰も責任を負わないのではないか」とし「腐食状態がとても深刻な水準だ。銅は青い錆が付けばそれ以上腐食が進まないが、手の甲のような場合はシミが生じるほど腐食が進んでいる」と懸念を示した。

金銅観音菩薩坐像の現場検証は30分あまり行われた。現場検証後、仏像は再び封印され、文化財研究所の収蔵庫に保管された文化財庁関係者は「結論が出るまでは(該当仏像)封印され、恒温恒湿した収蔵庫に入れて再び保管される」と説明した

過去、浮石寺にあったとされる金銅観音菩薩坐像は、盗難あるいは略奪推定の理由で搬出され、日本,対馬市の観音寺というある寺刹に移された。この仏像を2012年に文化財窃盗犯が盗んで国内で搬入した。以後、瑞山浮石寺はこの仏像の所有権が浮石寺にあるとして、引き渡しを要求する訴訟を起こした。

これに対し、原審法院は昨年1月「仏像を浮石寺の所有と推定することができ、過去に贈与や売買など正常な方法でなく盗難や略奪などの方法で日本に運搬されて安置されていたと見るのが相当である」と判決した。

しかし、検察が控訴して引き渡し執行停止仮処分申請を出し、仏像は国立文化財研究所に保管されている状態だ。(機械翻訳 若干修正)