(朝鮮日報 韓国語 2018/07/31)

男性嫌悪オンラインコミュニティ『ウォマード(Womad)』が『韓国はモルカ(MOLKA)(隠しカメラ)の国』という宣伝物を作って外国人観光客に伝播している
ウォマード:Woman(女性)+Nomad(遊牧民)を合成。韓国版ウィキペディアによると2016年1月22日から活動開始
 モルカ:被写体が気づかないようにこっそりと撮影された写真や映像のこと。盗み撮り、盗撮。モルレ(こっそり、密かに)+カメラの造語。

国家イメージ毀損→外国人観光客減少→経済打撃の手順を踏めば、政府が積極的な隠しカメラ(モルカ)捜査に入るというのがこれらの論理だ

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▲31日、ソーシャルメディア(SNS)に拡散するウォマードの『韓国はモルカ共和国』カードニュース/ウォマードキャプチャー

去る30日午後11時頃、ウォマードに『モルカ共和国、韓国で何が起こっているの』という題名の宣伝物が上がってきた。

ここには英語で「韓国に旅行したことがありますか? 韓国に滞在したことがありますか? それならあなたやあなたの家族はモルカに撮られたでしょう。(韓国で)すべての年齢の女性たちは性的対象になっていて、幼い少女はさらに刺激的に消費されている」という内容が盛り込まれた。

また「韓国の男性はカメラであなた娘の体や肛門を見て性的満足感を感じる。韓国はあなたの娘を『セックストイ(性ノリゲ)』(ノリゲ=慰み物)にしたいと思っている。韓国のすべてのトイレ・寝室には超小型モルカが設置されている。韓国に来るな」と書かれている。

それと共に「被害者はモルカ写真・映像を消してほしいと要請するが、受け入れられない」とし「被害者は自殺を図ったり、自殺するが、モルカを見た人はその動画を名作だと呼ぶ」と付け加えた。

このような“宣伝物”を作ったウォマード会員は「韓国がモルカ国という認識を植えて外国人観光客が減れば(モルカ)捜査が速やかに進行される」としながら「宣伝物をできるだけ遠くに拡散しなければならない」と主張した。

また他のウォマード会員たちは「観光業が低迷してこそ政府が息せき切って韓男(韓国の男性を蔑む用語)を捕まえる」「韓男の不法撮影の実態を知らせて国際的な恥・経済的打撃を与えなければならない」などのコメントを残して共感した。

ウォマードが生産した『韓国はモルカ国』宣伝物は現在、フェイスブック・インスタグラム・ツイッターなど各種ソーシャルメディア(SNS)を中心に急速に広がっている。これらはハッシュタグ(検索を便利にする#表示)にケーポップ(K-Pop)アイドルグループの防弾少年団(BTS)、ビッグバン、東方神起などを付けた。外国人が容易に『韓国はモルカ国』宣伝物に接するようにしたのだ。

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漢字で『韓国旅行』『韓国』などをハッシュタグに付けることもした。韓流ファンや遊客(中国人団体観光客)が簡単に見つけるようにしたのだ

日本語でも「あなたがモルカについて知ったら韓国に訪れないでしょう」と書いた

政府関係者は「韓国を訪れる観光客は中国、日本、アメリカの順で多い」とし「国家イメージを毀損する文が国内で生産されて全世界に広がる現象に当惑している」と話した。彼は「所属機関が明らかになるとウォマードの攻撃対象になるので、必ず匿名で引用してほしい」と要求した。

ウォマードは、性少数者や障碍者など社会的弱者を含む“すべての男性を嫌悪する”というモットーで誕生した。男性(の女性嫌悪)に対する無差別的ミラーリング(mirroring・嫌悪を反すこと)を主張する会員たちが集まった極端な指向の匿名サイトだ。(機械翻訳 若干修正)